湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

4/13 QR-IDカード、リーフレット完成/陸前高田広田町車受取候補発見

2012-04-14 06:55:10 | 引きこもり
とにかく1本もバスが無い。全部歩くと18km強。
何が起こることやら。

陸前高田市役所>小友町西風道仮設・門前仮設>モビリア仮設図書室>広田町大久保仮設>慈恩禅寺>広田町長洞仮設>柳沢>鳴石団地

帰宅18日朝池袋5時半頃。

図書室の契約
広田町中心、巡回文庫(大人用)&連れ出し支援候補者説得

小規模仮設巡回文庫ネットの芽つくり


夜間傾聴:橋本3君(仮名・母親&当人)


(校正1回目済み)

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4/12 車と巡回文庫&連れ出し支援リーフレット済み/16日陸前高田巡回予定

2012-04-13 05:29:47 | 引きこもり
2012/04/12 記
--------------
16日に、陸前高田の小友町モビリア仮設の図書室活動と、西風道仮設の巡回文庫活動、広田町の若手支援者Mさんと、押しかけですが会うことしました。

出来立てほやほやの、支援者向けリーフレット「『連れ出し支援』に車を使ってください!」を持って行きます。中高年向き談話室巡回文庫の話と車の件を持って提案してきます。

今、「災害に備えて、医療情報のQR-IDカードを拡げませんか?」というリーフレットを作っています。今日、遠野まごころネットと、広尾の日赤を回る予定で、両リーフレットを持って回りたいので、追い込みをかけています。

16日は雨が降らないといいのですが、広田町には数時間歩き詰めなのです。どうか空振り帰宅になりませんように。

遠野まごころネットの大関さんに会えるかどうかは、時間的に苦しいかなと。

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17日帰宅数日後に、間をあけてしまった車の実行委の会合を開きます。


夜間傾聴:橋本2君(仮名)
     淵野辺君(仮名)


(校正1回目済み)

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4/11 車と巡回文庫のリーフレット完成。QR-IDカードのリーフレット作成中

2012-04-12 06:07:10 | 引きこもり
医師会まわりをするので、IDカードのリーフレット完成を急いでいます。
車と巡回文庫の方は16日、陸前高田に持っていきます。

今回はこれで。
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4/10 「大人巡回文庫」と「連れ出し支援」のこと etc.

2012-04-11 06:21:31 | 引きこもり
2012/04/10 記
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私が行ないたいと思っている支援は、みなし仮設を含む仮設の外出困難者の連れ出し支援だ。仮設入居者の中の元気な方は、談話室の食事や共同軽作業、諸娯楽で心を癒す支援を行なえばいい。生活上の買出し・通院などの困難は孤立した方と同じ問題を抱えているが、仮設生活の有限期間の中の共同買出しや、買い物代行などの自助活動や、以前南相馬市で行なわれていたような、行政の助成による有期限オンデマンド・バス自主運行によって、外出保障をしたり、自主店舗開業という方向もある。

ただ私が気になっているのは、家族や仕事、財産を瞬時に失った痛みが、心機一転というような風潮の中で、押し殺されている事態だ。これは長い時間をかけて癒していく以外ないだろう。ここが禁忌となって、言葉を封じるとしたら、満水のカップのような心の状態の人から、破綻が始まるだろう。そこから先は「個人の出来事として」破綻が医療へと引き渡されてしまう。本来ならば、包摂的な環境を育て、その中で共同作業として相互傾聴のような語り合いを踏まえていくべきだろう。

あの北海道・浦河べてるの家の発表会のような大笑いの方が、向いている方もいるが、静かに記憶を見つめ生活を今は送りたいという方もいるだろう。問題は問題を抱え込んだまま、声を発さず沈んでいく人たちもいるという事。その方が一人暮らしや老夫婦・軽度障がいがあったり、遠方出身者で知人がいなかったり、在日外国人だったりする場合、仮設入居という災害からは一応危険が去ったような場面におかれたとき、心の痛みの逆襲に苛まれることも当然起きてくる。この「語らぬ人」を生活持続という持久戦の敗者にしてはならないのだと思う。

こうした方々への支援は「包摂的な」係わりを実現すること、または緩やかな再出発を見守るような質を持たなくてはならないだろう。この線に乗った支援活動は、十把ひとからげのような生活支援であってはならないと思う。孤立という闇に陥る前の孤独な方につながる支援は、その方の心の整理・傷の癒しという、いわば臨床心理的な治療的なかかわりというより、伴走しながら生活の諸困難に手を差し伸べるような支援、ひととの緩やかな結びなおしを含む「連れ出し支援」、社会福祉的係わりを、元気な方も抱えている生活困難つまり、買出し・通院・旧知のひととの私的な出会いを保障するような支援を作る必要があるという事だ。

私はマイクロバスより小さな車を数多く走らせて欲しいと思う。「寂しいよ」「身動きが取れない」といえるひとの関係を保障する活動を災害ボランティアのメインストリームとはいわないが、大事な流れとして形を作りたいと願う。

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私は様々な方から、無駄金と指摘されてもまず第一号の車を被災地に贈るために買い取る覚悟をした。様々な問題が露出してきた。日々のメインテナンス料・ガソリン代という経済負担を地元活動者にかけ、全国から類似の活動が重なる中、本当に必要な活動であっても、被災地の運転者をつかまねばならないこと、その車を活かす活動と結びつき、湘南のいわば後方支援もまた、支援の手ごたえを感じられるような、そんな活動を作っていくためのハードルを越えつつある。

一つ目は、「連れ出し支援」という枠組みを持つ被災地の当事者または駐留支援者の活動と結びつくこと。これは正直言って先方も当惑している状態にある。車の活かし方のプランがしっかりしていないことが拍車をかけている。また逆にタイトな提案は先方の活動に無理を強いることになってしまうという意味だ。

ふたつ目は、緩やかな必要性を帯びた、いわゆるルーチンワークを作ることによって、わかりやすさを身にまとうこと。これは地元の**君の「セカンドブックアーチ」の古本提供活動と連携することで、談話室などへの文庫巡回を行なえる基礎を獲得した。

しかし、これもまた運転者・車の所属先という問題を抱えることは依然解決していない。

この巡回文庫のニーズを昨年10月、今年の3月の訪問のとき、支援格差のある僻地小人数仮設の悩みと、連絡会的な当事者活動が文庫活動も始めようとしているという話を聞き、支援法に的ができたと感じ、調査を始めた。3月にその地域が絞られたような感触を得ていた。陸前高田市の小友町・広田町、大船渡市の末崎町を、行政ブロックをまたいでしまうが、ひと塊の地域として、陸前高田側優先で活動と結びつこうとしていた。

ところがマスコミ・支援者・被災者ともに、語らなかった活動があると知った。陸前高田市小友町のモビリア仮設の図書室開設の話だった。背筋が寒くなったのは、文庫活動が重なるということではなくて、日々現地で顔合わせしている方には、当たり前のような情報が、非被災地の外側からは、問わねば語られぬ情報として、結果的に遮断されている事態があるということだ。

この文庫は、乳幼児や小学生などとそのお母さんたちの出会いの場という傾向が強いことがわかった。私たちが目指す外出困難者の「連れ出し支援」の仮設巡回の日常業務というところからすると、外出困難という子育て家庭という重なりはあっても、支えようとする層が違っているのだ。だから本の提供者のひとつとなり、「大人向け」の書籍を仮設談話室に巡回させ、全く姿が見えなくなっている障がい児者のつなぎの場にも提供できる活動をつくる、その地元の「わらしべ」をひろうことになるだろうということだ。

また広田町には、支援者の中で移住をしたという方を知った。どのような人物であるか、連携の接点はあるか、16日に会えたら会ってくる。

今回は金欠ゆえ、地元泊がない。一日の勝負になる。3月に会った方は出会いを大切にしたい。今回は私に協力してくれた市議の方とともに、ふたりとも会わずに戻るつもりでいる。この方々にとって、私の活動が意味を持つように時間をかけたいと思う。

モビリア仮設図書室の代表の方とは、なかなか連絡が取れない。前日までにはなんとかしたいのだが。

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QR-IDカードの件で、医師会の医師の方々と相談することを始めている。医療情報の信頼性と、医療情報の回転が速い部分、現在の症状・服薬中の薬品名と量などの情報更新を支えるシステムに、病院・医院を受注・更新受注の窓口にさせてもらえないかという大風呂敷だ。

このカードが災害発生時の被災現場というより、治療・看護の場面向きという指摘もあった。某薬剤師さんからは、お薬ノートの活用をという提言があり、実はこのお薬ノート、実用的ではないと私は思っているのだが。大きすぎとても常に携帯とはいえないこと、自主的書き込みがしんどいという難がある。しかし、このノート、一人歩きしはじめているので、IDカード不要論につながるなと見ている。既存制度優先のいつもの対応だ。

またQRコードリーダーを県単位で買わねばならぬと、初めから思い込んでいるところから、提案を始めなくてはならない状況もある。あちこちのパンフレットや、広告にQRコードが使われている状況を知らない。携帯やスマホで読み取れること、CSVデータ作製がテキストエディタだけでできること、それがエクセルなどに直接読み込めることを語る前の遮断に使われる。だから先手を打ってモデルを先に見せることにしている。

今日は東京まで出て行く時間が取れなかった。しかしある大学看護学部講師
の方と連絡が取れた。必須事項と、信頼度の解釈の件を質問するため、陸前高田から帰ってきてから、面会を求めている。

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橋本巡回。


夜間傾聴:南橋本君(仮名・こちらから)
     臨時・八王子君(仮名・今回限り)

(校正1回目済み)



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4/9 **子の施設見学中止で/みなと赤十字病院にIDカードを持ち込み

2012-04-10 06:57:27 | 引きこもり
2012/04/09 記
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朝9時前、**子から連絡が入った。**子の兄夫婦の出産予定日なので、遠出を控えるように言われたらしい。私は来週、陸前高田に向かうので、それ以降となると、5月の連休が邪魔をした。今の作業所との関係もあって3月中に決める話が、この時期父親の仕事が短期決戦のような状態で、引き伸ばして九日が設定されていたのだった。無理は、やめようということで、今回の話が流れたが、いつもこういうとき、**子が行なうのは、体調悪化という後付けだった。状態は理解しているので、**子の気遣いが痛々しく、塾の頃は肩を軽く叩いて安心させたのだが、電話を通じて言葉に依存することが、どこか棘を抜き忘れたような不安を拭い去れない感触を残した。詰めたはずのことが、やはり経過の中で語れない空転を生んでいた。

私は傷の痛みの中にいる、綱渡り状態の引きこもり青少年とともに、明け方の魔の時間をともに過ごしてきた。夜間傾聴である。相模大野校の外勤が定年退職となって以降、紹介制を取っていたために、対象者が激減した。今は古株と、たまに飛び込みで入ってくる子たちだ。教室や訪問面談の相談の中で、病的なもの、妙なこだわりを感じさせる若者が私と電話でつながる。このときも、訪問中ならば、痛みが走るそのときに、その子の手を両手でそっと包み込んだ。女子の場合は頭に手を置くことにしていた。それがメールや電話を通じて、共通の時間をともにしていることで、私は私自身にも「大丈夫」と言い聞かせてきた。ただお互いの呼吸を感じ取ることだ。メール・電話の紙一枚向こうへのノンバーバル・コミュニケーションは声の調子だったり呼吸だったりする。

**子が落ち着いて、電話も切れたとき、縁側のサッシを叩く者がいた。庭師のバイトをしている++さんが立っていた。こうして私の睡眠時間は2時間となってしまった。

急に予定が変更となった。それではと遠野まごころネットの東京事務所に向かおうとして、東海道線車内で嫌な予感がした。HPをチェック。「月曜定休」と書かれていた。気付いてよかったのだ。そこで、10日に行こうと思っていた「みなと赤十字病院」に予定を変更した。

目的はQR-IDカードに記載する医療情報についての質問インタビューのためだった。東京・広尾の日赤医療センターと、県の保健福祉局保健医療部健康危機管理課に次の3点を確認するためだった。

1)救急救命時・治療看護時、それぞれの必須医療情報は何か。
  IDカードの出番はあるか。

2)自己申請による医療情報カード利用時の、データの内容の誤りによる医療
  事故の責任は誰にあり、内容監査はどのような形になるか。国際派遣時の事例はあるか。

3)頻繁に更新が必要な項目について、カード申請窓口を病院・医院等医療機関経由でカード作りをする道筋を作るためには、どのような組織の協力が必要か。(ex.県医師会等)

すんなりと応答してくれる内容ではないことはわかっていた。みなと赤十字病院の横浜市の災害対策医療の担当者の方と話すことが出来たが、3.11の後、港湾沿いにある、みなと赤十字病院自体の防災計画で手一杯で、地域防災計画は県に行って欲しいとのことで、ただトリアージの場面では戦場そのもので、QRコードを解読している場面は「私には」想像できないとの感想。これは公式見解ではない。

今回、時間にゆとりもないので、県の方は時間をかけたかったので、先に広尾の日赤医療センターに向かった。がっかりするような内容だった。担当者不在。16時半をまわっていたので、近くの某高校の知人教員に、会えないか電話。こちらも不在。結局無駄足に終わった。**子と再度でかけるとき、日赤医療センターに立ち寄ることにした。

小田急に出て相模大野校に少々早く到着。駅に戻って食事をしているとメール、陸前高田の竹駒の%%さんからだった。16日は前日にならないと予定がつかないとのこと。小友町モビリア仮設の図書室の件を聞くが、つかんでいなかった。

こういう日、突っ込んでもろくなことがない。演習は同僚に譲って、学習面談を済ませて茅ヶ崎に戻った。ビッグイシューを市民活動サポートセンターに届け、旧ジャスコ(イオン)で食材を買い物。急いで家に戻った。


《新規購入書籍》

●「3.11キッズフォトジャーナル」(予約)
●「二極化する若者と自立支援」
●「ソーシャルワークによる精神障害者の就労支援―参加と協働の地域生活支援―」


夜間傾聴:橋本2君(仮名)


(校正2回目済み)

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4/8 陸前高田・モビリア仮設に図書室誕生の余波

2012-04-09 05:36:46 | 引きこもり
2012/04/08 記
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ちょっとしょげています。新聞情報や、復興支援系列の地元の方の情報、それから役職の見守り支援者の方からの情報の隙間がもろにあったことが原因だ。

私が大人の古本を巡回させる地域に、陸前高田・小友町、同・広田町、大船渡市・末崎町を選んでいた。ところが、

●「陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト」
●「図書室開館500冊でスタート~昨日4月7日に、図書室がオープンしました」
●「仮設住宅の敷地内に図書館が/NHKニュース」

このような図書室が、その地域の中心部に出来ていた。16日は主宰者、吉田晃子さんと連携を取るようにして働きかけるが、私の情報収集から、この図書室建設の話が全く入ってこなかったことが、ショックだったのだ。

この直前、大船渡の配食サービスを行なっている「さんさんの会」の**さんから、「東京にいるのでご連絡を」というメールをいただいていたので連絡したのだが、末崎町にセンターを置いて活動されているので、「隣接地なので様子を」と切り出したが、実は「さんさんの会」が新しいプレハブを建て地域も移ったことを知らなかった。このことをつかんでいなかったので、お叱りを受けたのだった。「フェイスブックを見ていないのか」というもの。冷や汗をかいた。私はあちこちから「フェイスブックをやれ」といわれてきたからだった。私はツイッターやmixiをみているので十分と思い、本名主義のフェイスブックに危うさを感じて避けてきたのだ。

「さんさんの会」の方はおそらく中目黒の復興市に参加されていたのだろう。私が東京に出るのは、**子の居場所作りで9日、つまり今日、月曜日だったので、日程が合わなかったのだ。

私は地元支援活動や、自助活動に日々顔を合わせているのではない。ニュース結論の部分しか報道してくれないので、情報に穴が空くのだと思いつつ、この図書室を知らず、小友町・広田町を訪ねていたら、移動文庫車は宙に浮くところだった。やれるところを協力して、やるという原則に帰る事ができた。危ういところだった。しかし、会話とは難しいものだと痛切に感じる。図書室を知っている地元の方が、その話をしてくれなかったこと。仕事では当たり前だが、自分の見えないところで類似の活動は常に進行しており、それを前提に転倒しても復帰ができる柔軟な活動を作らなければならないのだ。

今日、急遽吉田さんと連絡をとる。吉田さんと切り口の違いの、子どものためというより、孤立した入居者支援の部分、運転者の再考を踏まえて、東京事務所まわりをしてくることにした。

----- 夜から授業、間に合うか…。

p.s.朝、さんさんの会の**さんから、情報の調べ直しをしてくださったとのお電話を頂戴した。申し訳ない。


夜間傾聴;橋本2君(仮名)


(校正2回目済み)


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4/6 父の老健の花見に参加して

2012-04-08 05:55:42 | 引きこもり
2012/04/06 記
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ちょっと様々なことが重なって書き込みが遅れていました。

ひとつは、私の友人が横浜某所で塾を開きまして、来ないかという誘いがありました。今の仕事には明確な年齢規定で定年が定められていませんが、ひとつが65歳が実質の雇用限界のようで、もうひとつは死ぬまで持ち出し労働というわけで、先のことを考えてはいました。私の勤務地は相模原市・海老名市・八王子市ですから遠い。友人関係もそちらに近い方が多く、今回も横浜北部なのです。小さいけれど立地条件はよく、彼も発達障がい関連の小学生の指導をしてきた方なので、わからんちん経営者ではないので、組みやすいが、年齢層が中高生~若年層青年という私のスタンスからは、すこしずれています。

母親向けの講座をやるというので、すり切れ爺ぃでもいいとのお言葉いただいて、モラトリアムとしての学校、セットアップの場としての学校という学校なるもののへの懐疑を語っていいということなので、2回シリーズで語ることに。30分×2です。もうひとつは「社会人」ということです。仕事に就き家族を営むという「当たり前」を外側から見直してみるという話ですが、小学生を子に持つ世代のおかあちゃんだと、飽きてしまうんではないのと釘をさしています。陸前高田から帰って来る17日夜が一回目。

そんな悪事を相談していました。

もうひとつが花見。母は故・緒方拳の奥さんたちの趣味の会の会員で、講演のあと上智大の桜の花見をするので付き合えというもの。陸前高田と日が重なるので断ったが、母の突然のめまいは治っていないので、付き添ってくれる方を説得していたという話。

最後がリーフレット。
大船渡の配食サービス活動を続けてきたさんさんの会の方々が、中目黒?の復興市に来ていて、広田町の件で協力をお願いしようと交渉していました。

結局、憂鬱の雲広がるばかりなり。

-------

6日の金曜日に、父の老健の花見に行ってきました。老健からすぐの小川の土手なのでそれはいいのですが、家族が男性なのはふたりきり。後は老健職員を除けば皆女性ばかり。白髪頭が白髪頭の車椅子を押していくのです。

うとうとされている80代後半の女性は、父と同じく認知症。車椅子で移動中、居眠りをしているのです。

「可愛い方ですね」と私が話の口火を切って、「静かでいいですね」というと大笑いが返ってきた。「夜中に大騒ぎするから、昼間、寝てばかりいるのですよ」と笑った。高齢者介護ならではの話。

天気雨と早春の寒い風、桃屋の桜茶を紙コップにいれて、お湯を注ぐ。茶まんじゅう2つ。雨が降り出したので1時間足らずで終了。

グループ分け行動だったので、なんとも寂しい。次は母かなと思ったり。

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陸前高田に「コミュニティ文庫」が出来たとか。調査項目が増えた。陸前高田はワタミの社長が入っている。高齢者介護者の大きな畑を作ったということか。僻地小仮設巡回文庫(高齢者向け)と連れ出し支援が成り立つか。なにやらもやもやしている、この思い。何かにつながっている。さて。リーフレットに戻ります。


夜間傾聴:なし


(校正1回目済み)

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今、リーフレット作成中です

2012-04-07 05:51:31 | 引きこもり
書き込みが遅れます。
すみません。

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4/5 陸前高田市広田町は一日一本の路線バスでつながっていた

2012-04-06 06:17:59 | 引きこもり
2012/04/05 記
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(補の話)
巡回文庫配達車が現実化しつつある。活動は次の段階に入った。大船渡・陸前高田の見守り支援活動の中で、今回の二重の目的がある活動を語ると、返って身をひくことが増えるだろうと思われた。

文庫の定期交換の巡回活動の合間に、仮設入居者等当事者の方たちと話しているときに、ちょっとお手伝いするということは、極自然な行動だ。それを独居高齢者を中心にした外出困難な方の連れ出し支援を重視し、意図的に育て自主活動育成に取り結んでいこうというところが、厄介に聞こえるところだ。現地駐留型の活動に閉じてしまいがち。ここを車の提供、巡回文庫の日誌の提供と出版化を通じて、活動の運営費の一部を補填していくということは、活動を公開することであり運営費のハードルを下げることになる。

これがうまく動けば、セカンドブックアーチの方にも、郵送料の一部を戻すことが出来る。

ツイッターで相談網をとも考えたが、添付書類を交換する場面もあるので、役員MLを立ち上げた方がいいと判断した。それも今までのように、先につくってしまうと、結局は私の書き込み待ちの閑古鳥MLができて、活動が冷えていくのが常だったからだ。

ツイッターは、希望図書注文や、巡回図書のエピソードを拾う公開性のものを別個立てていく。7月が車検なので費用と名義書き換えをその前に済ませておかなくてはならない。

とにかく自己紹介リーフレットを完成せねばと、ポメラの代わりに、久々だがPCを外に持ち出した。

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15日に教え子のコンサートがある。そこに参加した足で、相模大野校の面談を済ませ、池袋から夜行バスに乗る。16日早朝に陸前高田市役所前に着く…。

ここまではよかった。路線バスを探したが広田線は朝、広田町>陸前高田の鳴石団地が一日一本。陸前高田市の鳴石団地>広田町が14:40発が一本。逆コースなので、路線バスは使えないことがわかった。タクシーを使うが往復でおそらくは1万円は飛ぶ。おそるべし。帰りに西風道仮設に寄って、なんとか大船渡の盛町に出ないと、夜行バスまでの時間、4時間近くは時間つぶしの店も無い。確かにここは、車が要る。買出しは柳沢バス停乗り換えで行くのだろうが、一日一本のバスに乗り込んでいるのだ。

覚悟を決めて、慈恩禅寺<>広田小>長洞>西風道は約4時間弱歩くことにした。雨天時どうしたものかと頭を抱えている。西風道>サンリアSC(盛)は大丈夫。

タクシー1万円弱、どうしたものか。

夜行バスで、翌17日早朝、池袋着。突っ込む以外なし。


p.s. QR-IDカード構想の「避難所『情報ターミナル』」部分改訂の図、添付。


夜間傾聴:南大沢君(仮名・こちらから)


(校正2回目済み)

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4/4 寄贈車の車検見積もりを立てて/「医療情報」の信頼性について

2012-04-05 06:46:47 | 引きこもり
2012/04/04 記
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「やっと活動が始まった」と、そんな印象を持った一日。整備業者の**さんに車を見てもらい、車検・寒冷地仕様を整えるのにいくら位かかるかという見積もりをだしてもらったのだ。

インプレッサ1500・4WDを寄付して下さる++さんの駐車場にお邪魔し、検査に立ち会っていただいた。丁寧に手入れをしてあることに感謝。純粋ボランティア用ということで、安く出すと言ってくださった**さんに感謝。この車が大船渡・陸前高田を古書や利用者を載せて走るのだ。

インプレッサは公共図書館のように、書架を載せてミニ図書館とするような用途には向いていない。書籍の入った箱を積み込んで、仮設の談話室にコーナーを設け、そこに巡回図書(大人向け)を配送する。

しかし**さん、若い。私の活動に生気が流れ込んでくる感じがする。++さんには、16日、陸前高田に行く旨説明した。年度が変わらなければ、行政人事が動き出さない。社会活動の方も、組織が大きくなれば、年度方針で動く。遠野まごころネットに、既存の巡回文庫活動があるわけではない。独居高齢者中心に連れ出し支援を担っている活動があるわけでもない。私が被災地に駐留して活動に従事できるわけでもない。だから、遠野まごころネットの見守り支援をしている方たちや、学生さんたちの有志を募らねばならない。この辺のことでまごころネットの%%さんを困らせている。がんばりの影で心の闇を拡げている当事者の方の存在を感じ取っている方は案外少ない。私は彼の視野に映る世界に勝手に共鳴した。押しかけ爺さんなのだ。

これから私はふたつの方向の訪問を始める。ひとつは大学の学生課、YMCA、活動関係諸団体。もうひとつは、出版社まわりだ。後者は3年間の資金援助。担保は巡回活動日記。私は編集者として裏方になる。

変動する隣人関係の中で、この活動がどう自主(自助)活動の触媒になっていくか、その辺もみてみたい。とにかく金がない。車を送り込んだら、運営費が出せない。その部分を補填しなければならない。(実のことをいえば、引きこもり青年を送り込みたいと考えている。きっと世界が違って見えてくるはずだ。)

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QRコードIDカードつくりの試作と、リーフレットつくりを進めている。この中でなぜいままでこのような活動がでてこなかったのかを考えた。うっすらと浮かんできたのが「医療情報の信頼性を誰が担保するか」ということだった。

例えば、当事者さんの記憶に基づいて「血液型」を{O型RH+」と記録したとしよう。ところが実際は「O型RH-」だった。被災し救急救命の場面でIDカードが使われた。ところが血液型に誤記載があったために医療事故が起きた。こういう場合、事故の責任は誰にあるのかという論議だ。

久々に横国大の事務職員の友人と話した。仮設巡回の時、トラぶった彼だ。了見が狭いといわれそうだが、医療情報の信頼性保証の件で、行政はだから逃げるぞと彼は言った。このシビアな一言で許すと言って相手が根に持つタイプだなと、怒ったので久々に、厄介な話に突っ込めることができた。医師会に相談をすべきだなと思いつつ、整形外科関係の熱心なところもまわるべきだと思った。横浜の赤十字だ。徳州会は私が長期入院して内実を見てしまった。ひとがどんどん入れ替わる。市立病院は年寄りの面倒や、引きこもり青年の自殺未遂の係わりを見て、いやになった。中央病院系は取り付きようもない。茅ヶ崎はがっかりすることだらけなのだ。どこにいくかねえと思案。行政は市立病院と言うに決まっている。

救急救命の現場で、当事者・家族の言う医療情報は、医療関係者は鵜呑みにはしない。名前からカルテを検索しチェック、カルテがない方は検査セットで基礎情報を調べなおす。では、当事者や家族の情報は、名前以外役に立たないのだろうか。このとき、家族の情報が間違っていたら、それはどうなるのだろう。

もうひとつは、個人情報の漏洩のこと。私たちは、あくまでも民間ベース。当事者の希望制で作製し、氏名・年齢・住所(連絡先)以上は必須事項ではない。不要と思われる項目は、空欄でいい。自分の身を守るために公開しても良いものを記載する。そのまま表にして持っているより、QRコードのほうが、瞬間見た目では内容がわからない。その意味で返って安全ともいえるのだ。

このほかにも、現在飲んでいる薬の項目は、日々どんどん変わる。IDカード更新をどうしたらいいのか。これはその都度更新するのが理想だが、半年程度のピッチで更新すればいい。数百円かかるが。

うーむ、時間切れである。


夜間傾聴:南橋本君(仮名)
     橋本3君(仮名・母親)


(校正2回目済み)

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4/3 春の嵐一過 /仮設巡回文庫と文庫活動通信オンライン配信

2012-04-04 05:19:07 | 引きこもり
2012/04/03 記
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春の嵐の一日。訪問指導は延期にした。我が家の雨戸を開けたり閉めたり。QR-IDカードと、巡回文庫と連れ出し支援の車提供のそれぞれのリーフレットつくり。

「仮設カーシェアリング」という発想が自主の芽が、育っているならばそこと連携したいと思いつつ、支援者の話を聴いたり、仮設をまわって話を聴いても、不定的な情報がのしかかってくる。その最大のものが、学校グラウンド仮設の早期撤去、被災者住宅への段階移転の動きだった。仮設コミュニティどころか、再びそれは解体されていくのだった。実際上の動きとして、被災者住宅の建設は3年余のタイムスパンでは成しえず、仮設生活はそれ以上に長引くだろう。しかしそれも地域差がある。陸前高田のような規模での移転は、例えばがれき撤去で、市長が自前で焼却炉を国に提案したにも係わらず、国がそれを無視するというちぐはぐなことを続けていることに象徴されるように、動脈硬化を起している助成のセンスの悪さは旧態然としているのだからだ。

しかし、自主活動との連携は、そうした仮設生活の長期化を頭に置いたような動きが見えない。その場合、自主活動の動きが出るのを待つか、現地滞在型支援活動と連携して、その芽をさがしていくのかという選択だった。

私自身が現場駐留型の活動ができればすっきりするのだが、私が後者を選んだとき、車を使い見守り巡回を強めてくれる団体があるだろうか。今回、陸前高田の仮設から、おとなの巡回文庫の話を聴いていたので、書籍を仮設に直送するか、書の定期配布を通じて、特に外出困難な方や、独居の方の日々の要望に少しずつ協力しながら、自主・自助活動の手がかりをさがす、そういうセンスの持ち主とどう連携したらいいのか。わからないことだらけだ。だから遠野まごころネットの参加団体に託したい。

こんな状況だから、2台目は雨雲の向こうだ。湘南の1号車を出すために、4日、つまり今日、整備工場の協力者と昼に車の提供者と会い、車の車検・寒冷地仕様化にいくらかかるか見積もってもらう段階に入った。

仮設住宅の巡回の際、買い物の中心地(たとえば盛町サンリア周辺とか)に近い仮設は抽選に要領のいい若い人たちが入り、外周部に高齢者がはいっており、その更に外周、中心地から見れば僻地の仮設は、その地域の方が入居されている率が高い。だから特に僻地の小規模仮設の連携の動きに接点を作っていこうと思うが、よそ者不審の場面を超えられる仕掛けがほしい。

そう考えて、じわりと出てきたのが、「文庫巡回日誌」のツイッター発信、またはブログ公開である。その蓄積を紙メディアに落として当事者に配る、またはDVD配布にして、カラオケ型に字を流し読み上げる。これならTVで聴ける。DVDはREものを使って回収する。つまり、ここにも非被災地に居て、現地と活動している方たちと手間隙担当として連携できる。

内実としての外回り支援を、「おとなの巡回図書」、「文庫巡回通信」として車利用に組み込んでいく。これなら湘南でも、見える支援になる。

動き出してほしい。そう思う。様々な目に見えないことが拾えるのではと期待する。

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夜間傾聴を利用している青年達の背後に、実は何人かの青年がいる。昔担当していて沼津に転居した精神疾患のある青年から、直接メールが来た。彼には親代わりというか歳の離れた兄貴分の支援者がいる。話はその兄貴から聴いていたが、初めて彼からのメールが届いた。春の嵐の下、車といい、彼のメールといい、なにやら、ざわめくものを感じる。


夜間傾聴:橋本3君(仮名・JR改札口を倍に広げても、複数人スイカ通過はダメなのだ。)


(校正1回目済み)


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4/2 治験を終えて、人事異動後の行政をまわる

2012-04-03 05:45:29 | 引きこもり
2012/04/02 記
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組織は人事異動が行なわれ、私のような個人提案は、双六のように一から出直しになることが多い。前任者からの引継ぎが上手く行っていることの方が特別と思った方がいい。

朝から糖尿病薬の治験があって、病院を退院するときのような不思議な解放感、寝床から起きたときの様な心身の軽いしびれを感じながら医院を出て、市民活動サポートセンターにQRコード付IDカードのサンプルを印刷しに行った。

天気がよければ、いつも月曜日は混雑している。サンプルを印刷後、市の課長クラスの人事異動情報を教えてもらい、市防災対策課と県保健所保健福祉課に「IDカードのQRコード利用について」話しながら、脱線しては「被災者支援」の件について話す。年度がかわれば、提供企画等の話は元に戻ってしまう。経過を話して、一応のつなぎを行なってきた。行政からものごとが立ち上がることはまずない。私の提案も公共性の高い活動でありながら、民間ベースでことを進めるべき話だ。だから「PC入力ができる障がい者の仕事作り」として提案する以上、テスト版からその作業を請負う作業所と連携しなければ、企画始動の扉が開かない。ここがいつも壁となってしまう。矛盾だが、試み段階のものに参加しないという扉を開ける活動が社会活動かと奇妙な錯覚に陥るときがある。

3割、話をすすめてきたというところかというつぶやき。ため息はつかない。

昨日からQR-IDカードについては、「情報ターミナル」という避難所の情報結節点(ノード)の機能と連携させる絵を描いている。デジタル・デバイドを補填していく機能だが、大きな構造だけはこれでなんとか描けたと思う。(cf.図版)ただ今日の話し合いの中で、案の定の逆行がおきているのだが、例えば、健康保険証の裏面、注意事項記載面にQRコードシールを貼ることは出来ないという行政の意見。IDカードを別に作ればいいことだが、そうすると持ち歩き率が下がる。私の提案は、一枚健康保険証を持っていれば、医療情報が付け加わるので、救急救命時デジタルデータとして役に立つというものだ。しかし民間がこのシールを作ったとなると、情報の信頼性の保証の部分で、医療情報の価値足りえないのではないかという問題がある。だから、情報の信頼度の部分で行政の関与が必要となる。この辺は医師会とも話し合う必要がある。その骨格に至る調整には、カードの入力と更新を請負う民間作業所が控えていなければ先に進めないということになる。この作業を、アウトリーチを請ける一企業の話にしてしまうと、そこに一般企業が入ってきた場合、障がい者の仕事という部分が塞がって、参入しにくくなってしまう。初めから公共性の高い活動ゆえに、企画にセットで、はいっておくという手は差し伸べた手が虚空をまわる。

巡回を終えて、茅ヶ崎駅北口の歩道橋のところで、偶然サポセンの**さんに会う。南三陸町の戸倉小学校に、CD売り上げで楽器を寄付するという活動をしているエソラビト、奈々子さんがその場で歌っていた。**さんからエソラビト活動の素晴らしさの話を聞くが困ってしまった。ポケットマネーの残金が乏しいこともあったが、それよりも「南三陸」なのである。岩手気仙地方で運動をたちあげても、茅ヶ崎の活動は気仙地方に返っていかない、南三陸に行ってしまう。ましてや食品開発でおつきあいしている野田村など、全く話にもならない。しんどいなと思いつつ、母との待ち合わせ時間がすぎていたので、エソラビトさんの連絡先を確認して、その場を離れた。岩手勢と連携したいと思うのだが、おもうにまかせない。CDは通販で買う。

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車と図書巡回・QR-IDカードのリーフレット作りに入っている。対象は支援者たちだ。


夜間傾聴:旗の台君(仮名・まだ定年ではないぞ。)
     橋本3君(仮名・母親)

p.s. やはり自転車が欲しい。被災地で買えないだろうか。被災地の巡回用。

(校正2回目済み)

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4/1 岩手の見守り支援関係者宛のメールから/DVD「ひきこもりの若者が地域課題・社会問題と向き合う」を

2012-04-02 05:46:42 | 引きこもり
2012/04/01 記
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車の件、仮設文庫の件がまとまりつつあります。これを遠野まごころネットの関連団体またはまごころネットに届けます。活動の現状、運転等責任者の設定、運営費の捻出等があるので、先方にペンディング状態にあるのですが、その型への第2報ということになります。

差障りのないと思われるところを紹介します。

---- ここから -----

(略)

私は自閉症スペクトラムとか鬱などが背景にある不登校・引きこもりの青少年、若年層の社会復帰活動を核に活動を広げてきた講師&塾屋です。ネットカフェ・パトロールや、夜間傾聴などから、路上に押し出された若い路上生活者の生活支援につないできたという経験をしてきています。もともとは教育畑の人間です。

しかし、私生活では叔父・曾祖母・祖父母・両親の介護から、関連高齢者介護市民活動に接点を持ってきたという側面があり、茅ヶ崎市民活動サポートセンターの管理運営をしている(特非)NPOサポートちがさきという市民活動の中間支援団体に社会活動の企画屋として、結果的に少年から高齢者にまたがる年齢層のソーシャルワーカー的な活動提案をしています。

3月初めの巡回のとき、立根・赤崎・三陸を除く大船渡の仮設と、陸前高田の小友の仮設をまわり、外出困難な方の状況を何箇所かの入居者の方を、東海新報社の記者さんの紹介を手がかりに接点を持ちながら話を伺ってきたという経過があります。(以前にも、竹駒・鳴石団地はまわっていたのですが、それは時期的には7月でした。)

私の頭には、被災緊急支援期をすぎた後の非被災地の支援機運の退潮をくい止めつつ、遠隔地からは支えにくい生活支援をどう被災地と連携させて持続していくかという問い、プロ化していく現地活動の、すそ野をどう作るかといういわば、支援活動の受け皿の部分を考えていかねばということがありました。そして辺縁の浸食が始まる時期、失業保険が切れ、知人も離れるこの時期の孤立死が広がる時期に、何をしたらいいのだろうかという模索には、当事者の声の隙間を感じ取ることが大事と思ったが故の巡回でした。もちろん、数日まわっただけで、すべてがわかるというような了見は持ち合わせておりませんが。

(略)

陸前高田の小友町仮設におじゃましたとき、子どもの本はきているが、大人の本の古本巡回をはじめたいとの意向を伺い、茅ヶ崎の古本提供活動を紹介したところ、つないでほしい旨の要請がありました。小規模仮設8カ所から連携の契機を作りたいとのこと。(略)

古書活動の「セカンド・ブック・アーチ」の許可を得、本の提供を約束してくれましたので、これを車と関連付けようと思います。

話はさらに変わります。湘南には理容組合や美容組合が初期の頃、石巻・南三陸のカット支援に入っています。ところが2ヶ月たたずに支援を引き上げてしまいました。地元の同業者から、営業妨害であるという抗議があったからでした。この苦い経験が、放置自転車提供の活動や、靴の提供活動などを萎縮させました。

今回の連れだし支援もタクシー業界からクレームがつく可能性があると考えると、被災前の南相馬のオンデマンド・バスのような一般向け定期巡回のような形をめざすのではなく、プライベートユースに徹していく方向かなと思うのです。連れ出し支援は、文庫用書籍の巡回配達の合間に、利用者の頼みを聞くという形で、実質的な支援を行なうという、少々卑屈な形を拡げていく方向です。

南相馬型のような地元の方誰でも利用可という形ではなく、対象を外出困難な方の外出支援という縛り、加えて地域を絞って係わるという支援、車を複数台準備し活動を拡げ、大きな車でまとめないという支援です。勿論これは初めから準備を整えて一気に始めるという話ではなく、まずは談話室などへの書籍配達をルーチンワークとし、ニーズを拾い上げていくということから初め、ここで対象となる方達は、仮設のサロンは気後れして積極的に利用できないが、外出そのものは行ってみたいと考えるというような人たちです。心が塞いで専門職の介入が必要な方は、巡回によって探し出すだけです。その方は有資格相談員に連絡するという、いわばバウンダリーな領域の方の取り出し支援を育てられないかと思うのです。

この話はいくつもの問題点を孕んでいます。当事者の自助活動の自主的な芽とどう関係付けられるか、当座3年という仮設生活期の枠内で実行するものなのか、それとも被災者住宅への移行後に引き継いでいく活動なのか、足湯など他の見守り支援とどう関係付けていくのか、連れ出した方に連れ添う方をどう集め、対象者をどう安全帰宅させていくか、事故時、運転者を含む搭乗者の補償をどうするか、維持費をどうするかというような問題です。

しかし、今が一番、孤立者の危険が問われなければならないが、現実問題として、出来るところから始めざるを得ない。心情的にはもどかしいところです。

小友町の入居者の方々の動きのような芽のあるところから、まずは古書配達巡回を始めて行けませんか。テストケースを始動するということ、巡回のモニター機能の評価、自助活動の触媒機能の評価、運営資金調達をどうするかというようなところです。欲張って連れ出し支援を初めから行なうというのではなく、FAX等を当事者に公開し、巡回日に頼まれたものを買っていくというような形から入るのはどうでしょう。

まずは譲渡前車検・寒冷地仕様化・大船渡への移送諸費を湘南で持つということ、日々のメインテナンス諸費と燃料代は基本は運営団体が抱える。湘南では運営費募金を進めるために、見守り巡回文庫通信のHPと紙メディア公開を行ないます。エピソードを送ってもらえば、とても当てにできる金額にはなりませんが募金を返します。

文庫の方は、高齢者向けのビジュアルなものを30冊パック箱、10箱(300冊/回)、巡回車OKなら一週おき巡回ピッチで4ヶ月ごとに新規に入れ替え。古い図書は公共図書館寄贈か回収。巡回車がだめなら、3ヶ月ごとに30冊パックを10ヶ所に郵送し(計1200冊/年 郵送)、車は利用者が出てくるまで、次の車検まで私の家に停めておき、利用者を探します。いずれも冊数増は可能です。

16日は夜行バスが陸前高田市役所に朝着いたら、広田町の慈恩禅寺を訪ね、広田町をみてから、小友町の仮設に向かいます。交通手段次第ですが、陸前高田市役所前か、サンリアかからその夜バスで池袋に帰ります。

まずは文庫で、そこから連れ出し支援へという道、運営費がかかることですから検討していただいて、次の形を探りたいと思います。後方支援者にも分かち合えることを探します。

ボランティアはどの料理を食べるかという自主性の発想からなかなか抜けられません。その受け皿、店やコックさんをどうするという議論は、湘南でもなかなかかみ合いません。そこは仕掛人の領域だからです。だから具体的な形で示さないと、次の活動はなかなか開けてきません。見守り支援はそれぞれの活動がありますが、連携したり、その活動を一般の方に知ってもらうという意欲はあまり感じられません。しかし、市民活動サポートセンターのような場所にいると、活動の海がだんだん干上がってきているのを感じます。有効な活動を届けられるということが、なにより活動のすそ野、活動の海に生気を与えることになります。

今、茅ヶ崎では支援をしてきた団体が、首都圏直下型地震と防災の方に内容をシフトしてきています。それがいけないというのではなく、東北の被災者をどうするのかという問いが空転・風化しないように、気仙地方の状況を、そこへのかかわり企画の提案と同時に返していくことの大切さを感じています。大関さんが百も承知の見えない人々、そういう存在に被災孤立者を作ってはいけないし、それは、ソーシャルワーク的な観点を持ちうる者から話し続けないと、常に物陰に消えてしまうものです。自動車や文庫がすべてとはいえませんが、仮設・みなし仮設・半壊持ち家の方と連携する、非専門職の活動デザインを描き続ける必要があります。

私は大船渡・陸前高田に当分係わります。移動の足が無いのが難。次回は間に合いませんが、数ヶ月に一度は現地に行きます。お役に立てることがありましたら、ご連絡下さい。


----- ここまで -----

31日にあった遠野まごころネットの復興支援検証会議の場でも、非常にシビアな話が飛び交う一方、支援者の議論であるという印象が常に付きまといました。次々に仮設の家族が転出し入れ替わっていく中での、自助活動の形成という事は難しいことですが、連携の息吹を感じさせる活動が作れないものかと常々思っています。また生活上の必要にかみ合うような支援を作る必要を感じます。

コケの一念が通るか、そんな内容で書きました。

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神奈川県の青少年サポート課から「ひきこもりの若者が 地域課題・社会問題と向き合う」というDVDが贈られてきました。「ひとは、自分が必要とされているとき自分が変わります。被災地に引きこもり体験者の支援者が案外多いのも、自己有要感を感じることがあるからではないかと思っています。

25分ものの画像、じっくり見させてもらいます。県サポート課の**さん、感謝します。


夜間傾聴:橋本2君(仮名・訪問の延長戦)



(校正1回目済み)

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3/31 遠野まごころネット復興支援検証会議に参加してきましたが、報告はあとで、です。

2012-04-01 04:34:00 | 引きこもり
2012/03/31 記
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遠野まごころネットの復興支援検証会議に参加した。内容よりも、
東京10:30という時間設定がいけない。JR車内も座れなかったので、結局徹夜状態。昼を食べ終えた第二部、眠気と戦っていた。

内容評価は別として、今夜は眠りたい。ごめんなさい。


夜間傾聴:1件あり。仲介メールを送る。


(校正1回目済み)

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