湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

4/3 春の嵐一過 /仮設巡回文庫と文庫活動通信オンライン配信

2012-04-04 05:19:07 | 引きこもり
2012/04/03 記
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春の嵐の一日。訪問指導は延期にした。我が家の雨戸を開けたり閉めたり。QR-IDカードと、巡回文庫と連れ出し支援の車提供のそれぞれのリーフレットつくり。

「仮設カーシェアリング」という発想が自主の芽が、育っているならばそこと連携したいと思いつつ、支援者の話を聴いたり、仮設をまわって話を聴いても、不定的な情報がのしかかってくる。その最大のものが、学校グラウンド仮設の早期撤去、被災者住宅への段階移転の動きだった。仮設コミュニティどころか、再びそれは解体されていくのだった。実際上の動きとして、被災者住宅の建設は3年余のタイムスパンでは成しえず、仮設生活はそれ以上に長引くだろう。しかしそれも地域差がある。陸前高田のような規模での移転は、例えばがれき撤去で、市長が自前で焼却炉を国に提案したにも係わらず、国がそれを無視するというちぐはぐなことを続けていることに象徴されるように、動脈硬化を起している助成のセンスの悪さは旧態然としているのだからだ。

しかし、自主活動との連携は、そうした仮設生活の長期化を頭に置いたような動きが見えない。その場合、自主活動の動きが出るのを待つか、現地滞在型支援活動と連携して、その芽をさがしていくのかという選択だった。

私自身が現場駐留型の活動ができればすっきりするのだが、私が後者を選んだとき、車を使い見守り巡回を強めてくれる団体があるだろうか。今回、陸前高田の仮設から、おとなの巡回文庫の話を聴いていたので、書籍を仮設に直送するか、書の定期配布を通じて、特に外出困難な方や、独居の方の日々の要望に少しずつ協力しながら、自主・自助活動の手がかりをさがす、そういうセンスの持ち主とどう連携したらいいのか。わからないことだらけだ。だから遠野まごころネットの参加団体に託したい。

こんな状況だから、2台目は雨雲の向こうだ。湘南の1号車を出すために、4日、つまり今日、整備工場の協力者と昼に車の提供者と会い、車の車検・寒冷地仕様化にいくらかかるか見積もってもらう段階に入った。

仮設住宅の巡回の際、買い物の中心地(たとえば盛町サンリア周辺とか)に近い仮設は抽選に要領のいい若い人たちが入り、外周部に高齢者がはいっており、その更に外周、中心地から見れば僻地の仮設は、その地域の方が入居されている率が高い。だから特に僻地の小規模仮設の連携の動きに接点を作っていこうと思うが、よそ者不審の場面を超えられる仕掛けがほしい。

そう考えて、じわりと出てきたのが、「文庫巡回日誌」のツイッター発信、またはブログ公開である。その蓄積を紙メディアに落として当事者に配る、またはDVD配布にして、カラオケ型に字を流し読み上げる。これならTVで聴ける。DVDはREものを使って回収する。つまり、ここにも非被災地に居て、現地と活動している方たちと手間隙担当として連携できる。

内実としての外回り支援を、「おとなの巡回図書」、「文庫巡回通信」として車利用に組み込んでいく。これなら湘南でも、見える支援になる。

動き出してほしい。そう思う。様々な目に見えないことが拾えるのではと期待する。

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夜間傾聴を利用している青年達の背後に、実は何人かの青年がいる。昔担当していて沼津に転居した精神疾患のある青年から、直接メールが来た。彼には親代わりというか歳の離れた兄貴分の支援者がいる。話はその兄貴から聴いていたが、初めて彼からのメールが届いた。春の嵐の下、車といい、彼のメールといい、なにやら、ざわめくものを感じる。


夜間傾聴:橋本3君(仮名・JR改札口を倍に広げても、複数人スイカ通過はダメなのだ。)


(校正1回目済み)


コメント
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