2011/12/10~11 記
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(12/10)
父の在宅介護のとき、私たちの手助けをしてくれた浜見平団地の親子の娘さんが入院した。と言っても病気ではない、出産である。高齢出産なので、大事をとって早めに入院した。産婦人科の病棟は、あまり爺ぃ向きではないので手伝いは母に任せて、母が私にやらせまいとして、自分が抱えていた雑事を、この際、私がこなすことになって、昼間が慌しくなった。母が手伝いに出れば年齢を考えて先方が気を使うから、「迷惑だから無理するな」と言っておいたが、先方もいわゆる母子家庭で、近隣に親戚が無い分、母が介入する隙間があったようだ。事情があって旦那の実家の方からは、誰も応援がなく、私は初めて旦那と電話で話をした。若い。下手をしたら、私が担当していた引きこもりの方の最高齢の方と同じぐらい。いわゆる「若年者」を卒業する30代後半というところだ。私に戸惑いがあるが、病気や事故などよりはいい
宮城県警を経由して登米市の「命の旗」の発案者の駐在さんに連絡する件は失敗したが、大槌町の「命の竹棒」の方は、報道関係者から電話が、私が買い物をしている最中に電話が飛び込んできた。町全体でやっているわけではなくて、仮設で試みているようだ。何が知りたいのかをメールせよということで、一歩前進した。週明けにも応答が来るだろう。
岩手県の釜石と久慈の間にある野田村の地場産業の製塩を支援モデルにしようと、先方の半官半民の「ディープぱーぷる」に「塩あめ」を注文していた。本来なら「のだ塩」100gパックを注文するところだが、工場完成が1月とのことで、「塩あめ」となった。この「飴」を夕方発送したので、予定通り日曜日夜に届くという確認メールが飛び込んだ。宅配便は速い。実感した。
前にも書いたが、この「塩」は江戸時代から東北の海産物加工・生活調味料として使われてきた。昔の瀬戸内のような天日干しとは違い、釜で煮詰めて作る。この塩を「二次加工用として」買うという被災地産品の購入の方法をひとひねりする。そのモデルとならないかと考えている。「二次加工型被災地産品購入支援」というつながり方だ。
例えば、業者が「被災地支援:野田村の塩使用」を商品パッケージに謳い、「漬け物」とか「惣菜」にして売るとか、飲食店の料理を出すという具合。NPOなら、支援商品として「漬け物」「塩あめ」等にして、販売に載せる。
これは味噌・醤油でもいい。以前青森が、リンゴの搾りかすで和紙を作った。この和紙を引き受け、作品にして販売するというような具合だ。「二次加工型被災地産品購入支援」は、商品購入によって現地に金を落とすという発想の怪しさを払拭してくれるだろう。被災地産といえども、それが地元の経済ネットワークに被災者が就労している実態がなければ、特定企業の商品購入は関係者のみを潤すことになり、例えば茅ヶ崎タコせんべいが繁盛すれば、飛田家が潤うかというと関係ない。でも茅ヶ崎市場が活気付くという具合の穴が開いている。給与所得者や年金所得者が直接潤わないという欠点がある。
それは「二次加工型被災地産品購入支援」も同様だが、被災地の地場産業ネットワーク化している産品、たとえば漁港の町の海産物のような吟味を踏まえれば、影響力や購入量が違ってくる。被災地の商品に触れる一般消費者の数も膨らむのだ。見方を変えれば、「被災地との連携」販売ということになる。
それを提唱しようというのが、この「のだ塩」の事例なのだ。被災地の障がい者作業所の製品を買うのは、被災地の一般商品を買うのというのとは、異なる目的が加わる。だからそのまま買ってもいいとは思うが、例えば農場でブルベリーを作っていたら、ジャム状に加工販売してもらい、そのジャムを使ったクッキーなどを作って売る。ただしパッケージには、必ず被災地の商品を使って支援していることを明記したり、被災地の現状を簡潔に書いたシールを貼ったりする。
勿論食品には、放射能線量検査合格済みのお墨付きをつけるべきだ。
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(12/11)
母が朝から起きてこない。ここしばらくは静かだったが、夜中にダンピングを起こしたという。胃を切除すると、飲食物の逆流が起こる。食欲中枢への刺激も減り食事量が激減するが、食事量とあまり関係なく逆流が起きるので、当人の苦しみは大きい。その逆流発作を「ダンピング」というが、半身を起こして飲食物の流動先を重力を使って手助けすると、軽くなる。
母の場合は、飲食と直接関係なく、突然の「めまい」を起こす。血圧や脳波異常を疑っても、原因がわからない。ストレスと不定愁訴が絡んでいると予測しているが、必須アミノ酸を摂取して飲食が安定すると、出現率が下がるので、直因とはいえずとも、この食欲低下とダンピングが遠因となっているということは、明らかと思う。
巡回前、気になったが母を置いて、辻堂経由で図書館に寄った。不可解なものが探索の中にひっかかり、そのパンフレットが届いていたのだ。
●「藤沢市災害時要援護者避難支援プラン全体計画(2010.4)」
これはダウンロードできる。今、藤沢では防災計画の見直しをしている。3.11前の資料だから、比較資料となる。
●「鵠沼海岸に県鉄骨造り、100人収容」
鉄塔があれば、高層住宅が無くとも茅ヶ崎の海側も避難所が出来る。ただし津波はあらゆる雑多な漂流物を伴うので、十分な強度が前提。私は屋外の初期避難誘導員制度を提案しているが、こうした具体的な対策がやっと出てきたという感じがする。
巡回からの帰り道、バスで登象下車。つるみね通り動物病院にペットレスキュー支援紙No.04を持ち込んだ。あいにくお休みだったので、投函。Photo 神奈川の**さんは、南三陸町の支援をされているので、近所なので立ち寄ったがお留守だった。
フジスーパーで買い物を済ませ、帰宅すると東海新報が山のように束になっていた。母がポストから取り出し、私に渡さずに古新聞の束の上に乗せたらしい。ねこひと会の黒猫譲渡の件で電話があったが、こんな体調だから飼えないと断ったという。確認がころころとかわる。腹立たしくなったが、とどめは、陸前高田の八木沢商店の味噌、色の濃いほうを頼んでいたが、ふたつもいらないと、母の友人が家に来たのであげてしまった。
探していた東海新報の束を受け取りながら、勝手に変更しないでくれというが、これは対策をうたなくてはならなくなった。返事は上の空なのだった。
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ドレッシングの調合で、コアントローの小瓶を買ってきた。強いオレンジの香りが突き抜ける。アロマテラピーのような香油の調合にはいいが、ドレッシングの場合、売り物の主張のバランスが崩れてしまう。薬効を謳うことはできないが、サプリメント的口上をつくれないかと考えるが、なんともピンボケなのだ。
実はNPOサポートちがさきの地域就労支援PJの高齢就労支援講演会(3月)は、被災地と連携した障がい者就労をテーマに取りたいと考えている。それには具体的契機がいる。陸前高田の作業所支援を通じて、「(被災地との)販売連携を考える」とやりたいのだが、難しい。商品が安定しないのだ。予算も交通費込み5万円は最低線だろう。その捻出も考えなくてはならない。年内に見通しをつけたいのだが…。
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●「エイジング・イン・プレイス(地域居住)と高齢者住宅: 日本とデンマークの実証的比較研究」
●「大震災とコミュニティ―復興は“人の絆”から」
●「自閉症のある人のアニマルセラピー―生活を豊かにする動物たちのちから」
●「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」
夜間傾聴:
12/10 橋本2君(仮名)
12/11 南大沢君(仮名)
橋本3君(仮名・母親)
(校正1回目済み)
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(12/10)
父の在宅介護のとき、私たちの手助けをしてくれた浜見平団地の親子の娘さんが入院した。と言っても病気ではない、出産である。高齢出産なので、大事をとって早めに入院した。産婦人科の病棟は、あまり爺ぃ向きではないので手伝いは母に任せて、母が私にやらせまいとして、自分が抱えていた雑事を、この際、私がこなすことになって、昼間が慌しくなった。母が手伝いに出れば年齢を考えて先方が気を使うから、「迷惑だから無理するな」と言っておいたが、先方もいわゆる母子家庭で、近隣に親戚が無い分、母が介入する隙間があったようだ。事情があって旦那の実家の方からは、誰も応援がなく、私は初めて旦那と電話で話をした。若い。下手をしたら、私が担当していた引きこもりの方の最高齢の方と同じぐらい。いわゆる「若年者」を卒業する30代後半というところだ。私に戸惑いがあるが、病気や事故などよりはいい
宮城県警を経由して登米市の「命の旗」の発案者の駐在さんに連絡する件は失敗したが、大槌町の「命の竹棒」の方は、報道関係者から電話が、私が買い物をしている最中に電話が飛び込んできた。町全体でやっているわけではなくて、仮設で試みているようだ。何が知りたいのかをメールせよということで、一歩前進した。週明けにも応答が来るだろう。
岩手県の釜石と久慈の間にある野田村の地場産業の製塩を支援モデルにしようと、先方の半官半民の「ディープぱーぷる」に「塩あめ」を注文していた。本来なら「のだ塩」100gパックを注文するところだが、工場完成が1月とのことで、「塩あめ」となった。この「飴」を夕方発送したので、予定通り日曜日夜に届くという確認メールが飛び込んだ。宅配便は速い。実感した。
前にも書いたが、この「塩」は江戸時代から東北の海産物加工・生活調味料として使われてきた。昔の瀬戸内のような天日干しとは違い、釜で煮詰めて作る。この塩を「二次加工用として」買うという被災地産品の購入の方法をひとひねりする。そのモデルとならないかと考えている。「二次加工型被災地産品購入支援」というつながり方だ。
例えば、業者が「被災地支援:野田村の塩使用」を商品パッケージに謳い、「漬け物」とか「惣菜」にして売るとか、飲食店の料理を出すという具合。NPOなら、支援商品として「漬け物」「塩あめ」等にして、販売に載せる。
これは味噌・醤油でもいい。以前青森が、リンゴの搾りかすで和紙を作った。この和紙を引き受け、作品にして販売するというような具合だ。「二次加工型被災地産品購入支援」は、商品購入によって現地に金を落とすという発想の怪しさを払拭してくれるだろう。被災地産といえども、それが地元の経済ネットワークに被災者が就労している実態がなければ、特定企業の商品購入は関係者のみを潤すことになり、例えば茅ヶ崎タコせんべいが繁盛すれば、飛田家が潤うかというと関係ない。でも茅ヶ崎市場が活気付くという具合の穴が開いている。給与所得者や年金所得者が直接潤わないという欠点がある。
それは「二次加工型被災地産品購入支援」も同様だが、被災地の地場産業ネットワーク化している産品、たとえば漁港の町の海産物のような吟味を踏まえれば、影響力や購入量が違ってくる。被災地の商品に触れる一般消費者の数も膨らむのだ。見方を変えれば、「被災地との連携」販売ということになる。
それを提唱しようというのが、この「のだ塩」の事例なのだ。被災地の障がい者作業所の製品を買うのは、被災地の一般商品を買うのというのとは、異なる目的が加わる。だからそのまま買ってもいいとは思うが、例えば農場でブルベリーを作っていたら、ジャム状に加工販売してもらい、そのジャムを使ったクッキーなどを作って売る。ただしパッケージには、必ず被災地の商品を使って支援していることを明記したり、被災地の現状を簡潔に書いたシールを貼ったりする。
勿論食品には、放射能線量検査合格済みのお墨付きをつけるべきだ。
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(12/11)
母が朝から起きてこない。ここしばらくは静かだったが、夜中にダンピングを起こしたという。胃を切除すると、飲食物の逆流が起こる。食欲中枢への刺激も減り食事量が激減するが、食事量とあまり関係なく逆流が起きるので、当人の苦しみは大きい。その逆流発作を「ダンピング」というが、半身を起こして飲食物の流動先を重力を使って手助けすると、軽くなる。
母の場合は、飲食と直接関係なく、突然の「めまい」を起こす。血圧や脳波異常を疑っても、原因がわからない。ストレスと不定愁訴が絡んでいると予測しているが、必須アミノ酸を摂取して飲食が安定すると、出現率が下がるので、直因とはいえずとも、この食欲低下とダンピングが遠因となっているということは、明らかと思う。
巡回前、気になったが母を置いて、辻堂経由で図書館に寄った。不可解なものが探索の中にひっかかり、そのパンフレットが届いていたのだ。
●「藤沢市災害時要援護者避難支援プラン全体計画(2010.4)」
これはダウンロードできる。今、藤沢では防災計画の見直しをしている。3.11前の資料だから、比較資料となる。
●「鵠沼海岸に県鉄骨造り、100人収容」
鉄塔があれば、高層住宅が無くとも茅ヶ崎の海側も避難所が出来る。ただし津波はあらゆる雑多な漂流物を伴うので、十分な強度が前提。私は屋外の初期避難誘導員制度を提案しているが、こうした具体的な対策がやっと出てきたという感じがする。
巡回からの帰り道、バスで登象下車。つるみね通り動物病院にペットレスキュー支援紙No.04を持ち込んだ。あいにくお休みだったので、投函。Photo 神奈川の**さんは、南三陸町の支援をされているので、近所なので立ち寄ったがお留守だった。
フジスーパーで買い物を済ませ、帰宅すると東海新報が山のように束になっていた。母がポストから取り出し、私に渡さずに古新聞の束の上に乗せたらしい。ねこひと会の黒猫譲渡の件で電話があったが、こんな体調だから飼えないと断ったという。確認がころころとかわる。腹立たしくなったが、とどめは、陸前高田の八木沢商店の味噌、色の濃いほうを頼んでいたが、ふたつもいらないと、母の友人が家に来たのであげてしまった。
探していた東海新報の束を受け取りながら、勝手に変更しないでくれというが、これは対策をうたなくてはならなくなった。返事は上の空なのだった。
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ドレッシングの調合で、コアントローの小瓶を買ってきた。強いオレンジの香りが突き抜ける。アロマテラピーのような香油の調合にはいいが、ドレッシングの場合、売り物の主張のバランスが崩れてしまう。薬効を謳うことはできないが、サプリメント的口上をつくれないかと考えるが、なんともピンボケなのだ。
実はNPOサポートちがさきの地域就労支援PJの高齢就労支援講演会(3月)は、被災地と連携した障がい者就労をテーマに取りたいと考えている。それには具体的契機がいる。陸前高田の作業所支援を通じて、「(被災地との)販売連携を考える」とやりたいのだが、難しい。商品が安定しないのだ。予算も交通費込み5万円は最低線だろう。その捻出も考えなくてはならない。年内に見通しをつけたいのだが…。
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●「エイジング・イン・プレイス(地域居住)と高齢者住宅: 日本とデンマークの実証的比較研究」
●「大震災とコミュニティ―復興は“人の絆”から」
●「自閉症のある人のアニマルセラピー―生活を豊かにする動物たちのちから」
●「動物感覚―アニマル・マインドを読み解く」
夜間傾聴:
12/10 橋本2君(仮名)
12/11 南大沢君(仮名)
橋本3君(仮名・母親)
(校正1回目済み)