湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

12/17(続)災害仮想体験授業の得失/12/18 来年度の活動の焦点

2011-12-20 06:22:30 | 引きこもり
2011/12/14~17 記(2)
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私のやった授業は、演劇などで使われている、仮想空間に観客を巻き込んでいく方法だ。私は正直言って、露骨な問題を抱えているので、普段の授業のときはあまり使っていない。

この方法は、ガリレイが天文対話で使っているが、背後に既製の物語が潜んでいる。鋳型が厳然として残っているのだ。既存の教育というものは、どんなに自由な航路を飛ぼうと、予定の目的地に到着するから、結局は直線航路と大差ないのだ。

落語のはっつぁんと、くまさんの珍対話に引き込まれている観客は、その対話の体験時、どこにいるのだろう。クイズ番組で2枚の絵の違いは何箇所あるかという問いにゲストが答える。その流れのとき、視聴者に何が起きているか、そんな問いかけをしながら、持ち出した方法だった。

もうひとつは、「(擬似的に)感じ取る世界」ということだ。3.11の津波の画像が私の心をからっぽに流し去り、涙と背筋の寒さを運んできた。泣いている私とは誰?そう考えると、私が体験している映像体験とは何だろう。逆にその瞬時瞬時に仮想空間を浮かび上がらせることができるなら、既知の知識を仮想体験で跡付けることが出来ないかと考えた。

○○ちゃん、そこに折れ曲がった自転車があるよ。泥の中に赤ちゃんの靴だ…と実況をこうやると、何が起きているのかが彼と観客の心にも映像が見える。ただそれが折れ曲がった自転車であり、どろだらけの乳幼児用の靴でしかない者と、推測されるそこに起きたドラマを再生する者がくっきり分かれる。自閉症スペクトラムの子たちには、ひどくしんどい授業だったと思う。場面(映像)と知識に小刻みに返ることで、地すべりを回避していたのだが、感じ取る災害、掴み取る経験(もどき)を狙っていた。構造上の問題があるので、よかったと感想をいう方には、入口に立っただけなんだけどねと語って、語れない抱えた局面の行きどころの無さに、悲しくなった。

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(12/17)
17日、JR相模原の塾の講演会の前、茗荷谷の筑波大の認知科学系の会合で話題となっている同時多発発生型の活動が、やがて互いが取り結んでいく道、変容していく活動の話があった。果実は勝手に摘み取ってかえればいい。私は今後の社会活動の輪郭を描くために参加していた。

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2011/12/18 記
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東海新報の木下繁喜氏に、子どもたちのアンケート等を添付してメールを送った。

やっと熱が取れたが、今度の風邪は完治しないで繰返す。冬期講習が始まる前に、来年の活動の焦点を定めておこうと考えた。こうしたまとめばかり思い浮かぶのが師走だ。網膜色素変性症の眼圧を下げる目薬が切れ掛かっているので、慈恵医大病院に寄らなくてはならなくなっていたので、来春早々始める活動で、東京で準備できるものをまとめておくことにした。21日にNPOサポートちがさきの会合がある。そこに協力依頼の外郭を印刷物にして配りたかった。

大きな部分が

1)仮設カー・シェアリング
2)サービス発注型支援/二次加工型被災地産品購入連携
   (実例:美容サービス提供・二次加工販売提案イベント)
3)高校生の被災地体験行(春休み)

これに加え…個々の提案では、

a)被災地作業所との生産連携講演会(就労支援PJ年度末講演・3月)
b)気仙沼小ファイト新聞写真展(『わーく』編集部・2月)
c)障がい者の防災講演会
 (県内他市の防災計画関係者の講演:(呼)『わーく』編集部・1~2月)
d)茅ヶ崎市防災計画提案(飛田提案・1月)
e)公的線量測定を実現する方法のCM(サポチガで出来ないか・2月)

「命の旗」はペンディング状態。
「精神論的元気付け」「招待」の日常生活かく乱は脱皮する。

20日、確認取れたらCANPAN_PJ関係者と会う。

以上

夜間傾聴:12/18 橋本2君(仮名)・南大沢君(仮名)
12/19 橋本3君(仮名・母親)


(校正2回目済み)

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