2011/03/22 記
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相変わらず相模線全線は動かないが、寒川町民の声だろうか、茅ヶ崎<>寒川間の運行が始まった。少しずつではあるが、平常時に戻っていくのはほっとするのだが、私のようにJR相模原(橋本経由)や海老名に出向くものにとって、相模線が動かないのは致命的であることには変わりがない。
朝、相模大野の本校から電話が入った。案の定呼び出しだった。生徒間のもめごとがあって、保護者面談になったので、生徒のもめごとの経過を知りたいという。今日は先約があって抜けられないというが、上司はどうしても今日話を聞いておきたいという。JR相模原の塾の支援懇談会が終わったら、立ち寄ることに。
いやな予感がしつつ、横浜経由でJR相模原の塾に到着。連休中なので計画停電は中止なのに、停電で塾の支援懇談会中止というメールを送った講師がいた。発信時が2時間前だったので、メールを見ていない者が何人か来ていたのは幸いだったのだが、肝心の**君が来ていないのだった。
訂正メールを流したが、修復訂正はなかなか効かなかった。**君には携帯に電話。近くにいることがわかって、すぐに来ると言う、一安心。全く…風評被害の種は尽きまじなのだが、おかげで中途からの参加者が増えてしまった。この講師、塾の電話の脇のメモを取り違ってお節介をした結果だった。湘南あすなろ会のことが頭に浮かんだが、役割分担をいい加減にすると厚意も厚意でなくなってしまう。言葉の責任は取るべきだと私が怒って釘をさしたが、爺ぃの虫の居どころが悪い風の本人の態度は許せない。カウンセリングに無責任な言葉を発すれば、相手の命の引き金にもなってしまうことがある。憶測の言説を撒き散らしてはいけない。
懇談会は8人の小さな会となったが、**君の親御さんが参加してくれた。親御さんは、気仙沼市の入沢在住の祖父母の方々を車で一関まで迎えに行ったのだそうだ。入沢は壊滅的な被害を食らった地域だ。津波の日の前日、地元から紹介を受けた医師を訪ねて、一関市の病院にたらいまわしの3ヶ月目の転院を機会に市外入院したので津波に合わなかったのだという。脳溢血から悪化した持病の専門の検査を受ける日で、奥さんも病院のそばのホテル泊を偶然していたので、ふたりは助かった。しかし家は全壊。親戚が無事避難所に着いていたので、連絡が取れて近所と我が家の全壊を知ったという。
あれから家にもどっていないので、逆に県外避難がうまく行った。半身不随で歩けない夫を息子夫婦(**くんのご両親)が引き取った。当面は在宅介護だ。相模原市の協力を得るといいと、**君のご両親に伝えた。
こういう受け皿のある幸運な例もあるが、気仙沼市から籍を抜くことはしないのだそうだ。県外医療避難の形となる。明日から相模原市内の病院に、再検査と入院手続きを取るのだそうだ。空きベッドがありますように。
**君は口数が少ない方だ。しかし今回は、能弁だった。気仙沼市行政が復活してから、状態が安定してきたら、父親とともに気仙沼の実家に行ってみるとのこと。私たちは結局は観客なので、義援金をまとめる程度しか出来ないかもしれない。しかし、現に知人が震災に影響を受けている、この実態を受け止めたい。
会の中には津波の様子を知りたかった者もいた。話は一関市の被害の話だったのだが、間接的に震災の大きさとその惨事を、隣人の様子の語りから知ることが出来た。散会も無口になってしまうほどの思いを抱えて会は終わったのだった。
何ができるだろうか、それを探り続けたい。
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会の最中も携帯が何回か鳴っていた。相模大野のもめごとの件の呼び出しだった。結局時遅し。親御さんの対立に火が燃え広がって、とりあえず今日は、それぞれ帰って行ったのだそうだ。ともあれ、私は恨みっぽい上司の口調を聞くだけで済んだ。明日対策を打つ。
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もう一件の電話は、私の弟と母からのものだった。水や電池が出まわってきたからと、車で運んでくれるという話なのだった。弟夫婦も妻方の祖母の介護で身動きできなくなっており、会ったのも年末以来だった。茅ヶ崎駅に到着したら電話を入れて合流し、買物することになっていた。まずは島忠ホームセンターから、鶴が台入口のかながわ生協、そうてつローゼンとまわってこようということになった。
節電で薄暗い店内の買物に母は緊張していた。結局、2リットルの水3本と、単3電池4本、今のうちにと葉物、白菜とキャベツ、それにジャガイモを仕込んできた。灯油販売しているガソリンスタンドを見つけたが、タンクを持ってこなかったので、あきらめ。
なにやら移動で疲れてしまった。夕食を片付けて睡魔が襲ってきた。2時間弱眠ったが、翌朝は燃えるゴミ回収の日。夜が明けてからでないとゴミは出せない。ゴミの時間帯が昼夜逆転生活の私にはひどく重い。睡眠の眠り初めが中断されるからだ。
「買物難民」の対象地域を略図化する。パワポ化する素作り。
炭谷氏感想、まとまりつかず。
夜間傾聴:橋本3君(仮名…支援懇談会の感想のような…)
(校正2回目済み)
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相変わらず相模線全線は動かないが、寒川町民の声だろうか、茅ヶ崎<>寒川間の運行が始まった。少しずつではあるが、平常時に戻っていくのはほっとするのだが、私のようにJR相模原(橋本経由)や海老名に出向くものにとって、相模線が動かないのは致命的であることには変わりがない。
朝、相模大野の本校から電話が入った。案の定呼び出しだった。生徒間のもめごとがあって、保護者面談になったので、生徒のもめごとの経過を知りたいという。今日は先約があって抜けられないというが、上司はどうしても今日話を聞いておきたいという。JR相模原の塾の支援懇談会が終わったら、立ち寄ることに。
いやな予感がしつつ、横浜経由でJR相模原の塾に到着。連休中なので計画停電は中止なのに、停電で塾の支援懇談会中止というメールを送った講師がいた。発信時が2時間前だったので、メールを見ていない者が何人か来ていたのは幸いだったのだが、肝心の**君が来ていないのだった。
訂正メールを流したが、修復訂正はなかなか効かなかった。**君には携帯に電話。近くにいることがわかって、すぐに来ると言う、一安心。全く…風評被害の種は尽きまじなのだが、おかげで中途からの参加者が増えてしまった。この講師、塾の電話の脇のメモを取り違ってお節介をした結果だった。湘南あすなろ会のことが頭に浮かんだが、役割分担をいい加減にすると厚意も厚意でなくなってしまう。言葉の責任は取るべきだと私が怒って釘をさしたが、爺ぃの虫の居どころが悪い風の本人の態度は許せない。カウンセリングに無責任な言葉を発すれば、相手の命の引き金にもなってしまうことがある。憶測の言説を撒き散らしてはいけない。
懇談会は8人の小さな会となったが、**君の親御さんが参加してくれた。親御さんは、気仙沼市の入沢在住の祖父母の方々を車で一関まで迎えに行ったのだそうだ。入沢は壊滅的な被害を食らった地域だ。津波の日の前日、地元から紹介を受けた医師を訪ねて、一関市の病院にたらいまわしの3ヶ月目の転院を機会に市外入院したので津波に合わなかったのだという。脳溢血から悪化した持病の専門の検査を受ける日で、奥さんも病院のそばのホテル泊を偶然していたので、ふたりは助かった。しかし家は全壊。親戚が無事避難所に着いていたので、連絡が取れて近所と我が家の全壊を知ったという。
あれから家にもどっていないので、逆に県外避難がうまく行った。半身不随で歩けない夫を息子夫婦(**くんのご両親)が引き取った。当面は在宅介護だ。相模原市の協力を得るといいと、**君のご両親に伝えた。
こういう受け皿のある幸運な例もあるが、気仙沼市から籍を抜くことはしないのだそうだ。県外医療避難の形となる。明日から相模原市内の病院に、再検査と入院手続きを取るのだそうだ。空きベッドがありますように。
**君は口数が少ない方だ。しかし今回は、能弁だった。気仙沼市行政が復活してから、状態が安定してきたら、父親とともに気仙沼の実家に行ってみるとのこと。私たちは結局は観客なので、義援金をまとめる程度しか出来ないかもしれない。しかし、現に知人が震災に影響を受けている、この実態を受け止めたい。
会の中には津波の様子を知りたかった者もいた。話は一関市の被害の話だったのだが、間接的に震災の大きさとその惨事を、隣人の様子の語りから知ることが出来た。散会も無口になってしまうほどの思いを抱えて会は終わったのだった。
何ができるだろうか、それを探り続けたい。
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会の最中も携帯が何回か鳴っていた。相模大野のもめごとの件の呼び出しだった。結局時遅し。親御さんの対立に火が燃え広がって、とりあえず今日は、それぞれ帰って行ったのだそうだ。ともあれ、私は恨みっぽい上司の口調を聞くだけで済んだ。明日対策を打つ。
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もう一件の電話は、私の弟と母からのものだった。水や電池が出まわってきたからと、車で運んでくれるという話なのだった。弟夫婦も妻方の祖母の介護で身動きできなくなっており、会ったのも年末以来だった。茅ヶ崎駅に到着したら電話を入れて合流し、買物することになっていた。まずは島忠ホームセンターから、鶴が台入口のかながわ生協、そうてつローゼンとまわってこようということになった。
節電で薄暗い店内の買物に母は緊張していた。結局、2リットルの水3本と、単3電池4本、今のうちにと葉物、白菜とキャベツ、それにジャガイモを仕込んできた。灯油販売しているガソリンスタンドを見つけたが、タンクを持ってこなかったので、あきらめ。
なにやら移動で疲れてしまった。夕食を片付けて睡魔が襲ってきた。2時間弱眠ったが、翌朝は燃えるゴミ回収の日。夜が明けてからでないとゴミは出せない。ゴミの時間帯が昼夜逆転生活の私にはひどく重い。睡眠の眠り初めが中断されるからだ。
「買物難民」の対象地域を略図化する。パワポ化する素作り。
炭谷氏感想、まとまりつかず。
夜間傾聴:橋本3君(仮名…支援懇談会の感想のような…)
(校正2回目済み)