湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1月の講師選択の悩み・講演会は連続で考えて欲しいのだが…

2006-12-02 06:35:17 | 引きこもり
訪問指導>相模大野・旗の台

久々の旗の台。もとの塾のそばだ。地元のようなところなので、知り合いの店で食事をし、結婚した塾生の子どもを見せられた。サルみたいだとはいえない。かわいいねと言って、消化不良のまま店を退散してきた。おっさんじみた奴だったが、すっかりおっさんになっていた。まあ、この脱皮が大事なのだが…。

父の調子がいいので、外回りを重ねた。巡回後、茅ケ崎に戻って床屋に行く。身体を触られるとたちまち眠くなる。しょうもない話だが、理容師の兄ちゃんを困らせてきた。Z君からの電話も入らないし、今日は平和ではあった。

ふたつのpjの1月の講師の件で、堂々巡りをしている。

ひとつはNPOサポートちがさきの福祉PJの講師の件だ。茅ケ崎の駅頭で「The Big Issue」を売っている。関東も、やっと路上生活者生活自立支援活動が始まっている。この冊子の販売収益が収入になる。支援のやり方が面白いので、販売している○○さんと、東京事務所のIさんをサポセンに招待して、話し合ってみたいと思っていた。ところが素直に事は運ばない。○○さんが人前にでることを承知しているわけではないからだ。大袈裟になれば、彼はいやかもしれない。いやいや、年末にハローワークに挑戦すると言っていたから、就職がうまくいったのかもしれない。ともあれ○○さんと会えなくなっているのだ。東京事務所も留守が多い。留守電はついているが状況判断にふんぎりがつかないのだ。

○○さんがいないと、特定の団体を呼ぶことについて、また厄介な議論を生む可能性がある。石頭相手だからしんどい。昨日、結局電話を2回入れたが空振りで終わった。

もうひとつは、就労支援連続講演会の講師だ。SNS携帯ネット環境を使って「わーく」編集部が動き出す。そのツールの研究者、中邑賢龍さんを呼びたいと思っている。だが、今回の武藤啓司さんのように、総スカンを食ったら正月早々地獄となる。ところがテレコム理解者がひとりもいないのだ。編集部に参加したひとも、PCを持っていない。携帯もメール以外ウェブは使えない状態なのだ。最低サポセンのPCがウェブメールを開放してくれればいいのだが、これも禁止。最近に至ってはクッキーを使う掲示板も使えなくなった。清書するにもソフトが入っていないので、定型文書作りしか役にしないのだ。

藤沢市のように市民ネットを構想しているわけでもない。だから私の古いPCを修理してどこかに間借りさせ、行政・サポセンとは関係なく通信端末をつくらないと、役にしないのだ。団体回りをしたが、PCを使える方はいるが、テレコムに関心のある方は皆無。唯一福祉PJ主宰者の岡本さん位だ。岡本さんは、ビジネスネットを張ろうとし、私は市民交流の中に就労支援活動を置こうとしている。岡本さんが無責任と断ずる一般市民・青少年をつなごうと考えている。NPO相互間の連絡網ではないのだ。

だから余計、ネットワークの性格が未経験者に伝えにくいのだ。「わーく」の活動主体は意思ある活動家ではなく、手探りを始めている就労の試行錯誤をしている青少年とそれを外周で別の会話をしつつ見ているネット参加者である。

唐突に中邑賢龍氏を呼んでも、テーマが「コミュニケーション・ツールがもたらす活動の質的変化」だとしても、会場に誰も入ってこないのではどうしようもないのだ。テレコムはただの「便利ツール」ではない。解決しなければならない課題があって、それを追及する過程の延長上にでてきた活動なのだ。ここから引き出される機能を基礎にした展開を考えているからだ。必要もないのに、よりよい状況を生み出すものとして持ち込まれてきたものではないのだ。ここが伝わらない。

携帯電話が日常生活にもたらす劇的な変化は、個人間の空間的な距離が破壊されたことだ。ところがそんなことを意識せずとも携帯電話は使えるし、そのようにして携帯電話は市民権を得て、わずかな時間に生活に不可欠といえるほどに受け入れられていった。始めるが安しかもしれない。

中邑氏は携帯電話のディスプレーを視覚コミュニケーションのツールにしてしまったり、非言語表現を拾い上げたりと様々な諸障碍の支援ツールを開発している。この道具を使って、活動を拡張することを研究されている。

会場は確保したものの、困ってしまった。講師が定まらないのだ。自立支援法関係の方なら会はなりたつだろう。しかし引きこもりの方が引いてしまう。4月の市との協働事業提案に政策提案型の提案を出すには、プランの広がりは網羅しておく必要がある。しかしそれが生きた活動でないのなら、意味がないのだ。

政策会議の委員になった品川裕香さんの話も有った。しかし論点を顕在化する作業は、タイミングをはずしている。「連続」にこだわるなら中邑さんなのだ。ところが「連続」は意識されていない。その都度のテーマの面白さが選択されてしまう。今後は3月に茅ケ崎養護学校進路担当のYさんから問題提起をうけて今年度は終了する。来年度は実例紹介が主になるので、ますます知らない世界を引き込むことになる。就労指導関係者も常識からではつながらないような方もいる。地域に青年活動が根付く契機を組織する活動が「ヤングジョブスポット湘南の『就労しゃべり場』」であるし、その前身ともいえる「わーく」編集部の活動だ。来年度は小集会を小刻みに積む方がいいのかもしれない。例えば諸分野の方に仕事を語っていただいたり、地元小企画を走らせたりすることになるからだ。

今日は武蔵工大で、ひとの活動についての研究者の集いがある。「わーく」の活動がよりインタラクティブな仕掛けを内包したものにできるようヒントを得に行く。

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補足)11月30日に行ったNPOサポートちがさきの福祉PJは、健康麻将の星野朱妃子さんの講演が、開始定刻時、当初役員を除いて0名という凄まじい状態となった。他のPJで星野さんを先に招待して講演したことが決定的なのだが、福祉PJでは、他の活動との接点を探るところに焦点がある。様々な活動をされている方だから、それは可能だったのだが、詳しい話を先に伺っていたわけではないから、事例を掲げて講演をCMすることができなかった。しかし星野さんがどのような活動をされているかを知るという直球ではなく、自分たちの活動と照らし合わせるという変化球を要求していることが、ことをわかりにくくしている。

福祉PJということ自体が、様々な領域の活動の欲求によって接点を形作っているのではなく、トップダウン型の活動だ。市民活動家の研究活動なのだ。ここを忘れるとしっぺ返しがくる。事例を想定しつつ、つかみだしていく作業を荷なっている。

だから最低2名でも事例を蓄積していく覚悟は必要だ。大事なことは「成果を公開していくこと」。分かち合うことだ。

30日は窓口スタッフを引き込んだり、遅刻の☆さんを加えて、後半はヤーコン茶の件やエレガンスネットワークの話で、それなりに盛り上がった。しかし「主婦は社会性が低く無責任にドタキャンする」という話題はいただけなかった。主婦という仕事自身が子育てや親の介護など相手に振り回される「予定は未定」の仕事だからである。だからここは納得できなかったのだ。

以上

コメント
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