湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

湘南版ジョブカフェの基礎調査(食器を考える01)

2005-12-28 06:26:06 | 引きこもり
 生業の冬期講習は明日で区切りがつく。困ったことに通信制製菓のスクーリングも同じ時期に重なっていて、交渉の末、短時間履修不測単位分春期履修&一部割り込み許可を取った。一般営業ではなくボランティア場面に使用する資格という意味で、特別の配慮をいただいた。感謝している。こちらは30日までだ。

 というわけで、新しい話ではないのが恐縮だが、浅草の合羽橋食器街を覗きに行ったときの話を書いておく。

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 この前、合羽橋食器専門店街を歩いて、おおまかな食器の値段を覗いてきた。そのとき気がついたことは、店の商品説明が、店の雰囲気とシリーズもの食器の話に集中していたことだ。好みの食器を取り合わせてという発想がない。この辺がアマとプロの境目なのだろう。

 僕が以前、勤務していた塾は子育て団体のたまり場のようなところで、僕とKさんの二人が正論飛び交う中、世間を頬杖ついてみている異端分子だったのだ。そこには文庫が併設されていて、文庫は喫茶を持っていたのだが、他例に漏れず、割れ物まじり手作りハーブクッキーとか、汗をかいたパウンドケーキがリボンをかけたビニ袋の中でひしめいていた。

 ミックス珈琲をやかんで沸かした水道水でドリップしながら、取り出し忘れた紅茶パックをもう一度振ってテーブルの上に古新聞片の上に乗せて、珈琲と紅茶を振舞っていた。とにかく安いが、客は仲間内しか来ない。

 この店で使っていた容器はフリマとカンパでいただいたものだけで、一切販売店で購入したものはなかった。その容器は夜になると塾生が水やお茶を飲むカップとなり、あちこちに持ち出されて、紅茶が入ったまま夜明かしとなったり、色紙実験に使われたりして、様々な渋垢が染み付いていた。

 しかし、これを前面否定しようとは思わない。仲間内のお茶会用の喫茶が本音。来訪者は拒まないという意味で喫茶だから、対外的なCMネタ(慢性的ではある)だからだ。

 しかしこういう流儀に就労支援喫茶を置こうとは思わない。特に障がいを持った子に仕事を伝えるということや、どんなに赤字でもその喫茶が「営業活動」という「自己表現」だからだ。その一線はクリアでありたい。(頬杖逆転か?)

 資金が決定的に足らないのだから、ミックス容器を前提に展開するのもひとつの方法であるが、容器の引き出す雰囲気を甘く見てはいけない。場が変わってしまうから、そういうものとしてコーディネートする必要がある。

 僕は陶芸団体から陶器をいただくことを考えていた。しかしそれはイベント食器(例えばサーロインステーキ皿とか…献立はイベントなり。)のような使い方で、レギュラー食器はシリーズものの安物から、妥協線を探して使う「時と場合の使い分け主義」で行きたい。

 そういうセッティングを前提に、落として割る食器数を見越した廉価ものであることや、炊事・接客両面で作業し易く安定していることを前提に、作業の側からも食器を選んで決めたいと思っている。

 飲料はポットとカップ(またはグラス)とし、量の判断がつく目盛り代わりがあることを着眼点にして探してきた。

 以外なのはニイミ洋食器店という合羽橋の顔の店には全くと言っていいほど、適合する食器が見当たらなかった。画一的なレストラン仕様とパブ仕様のいわば、プロが扱う食器だった。(高いという意味ではない)

 洋菓子総合販売店に一番近いイメージの食器があったが、まだカタログショッピングの拡がりがありそうだ。

 というわけで暫定報告という以上はでないが、食器は地域廉売店と同程度の値段だが、種類の豊富さとかシリーズものの適用例の情報が入るというメリットを持っている。


 フォーク・スプーンなどは未調査だ。皿や諸器具は、巡回店数が少なく、まだ調査中。ついでに食材の仕入先の調査の状況を描けば人形町に食材店1軒、中華街にも2軒、相模大野に1軒あり、平塚の市場(柏木)も問い合わせている状況。

 万能食器は使わない。これは何用の食器という具合に食器と献立がリンクしている状態を作る。作業上おそらく認知的な大きな意味を持ってくるだろう。基本はシリーズものという理由のひとつがそこにもあるのだ。

(つづく)

p.s. 年賀状はオンライン環境にある方はe-mailとした。ごめんなさい。

コメント
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