湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

リロード第八回講演会(横浜・青少年プラザ)に参加して

2005-12-11 06:01:36 | 引きこもり
斉藤環氏の講演。

 講堂びっしり満席。引きこもりは、ニートと就労の話にずれて流行おくれの感のはずが、こうして関心が散らずに残っていると指摘があった。そう引きこもりのニーズは失われてはいない。「リロード」の役割も終えるどころかますます役割が重要になって来ている。県との契約更新ぜひともという所。

 斉藤環氏の話の中にも出てきたが、「万人働いて然るべし」という話はひとつの価値観イデオロギーだという指摘、そのとおりだと思う。この発想の次に来るものは「働かないものは資格無し」の発想がくる。(ここの『働く』とは『賃労働』のこと。)

 就労支援という活動は、「いい年だから働け」という発想であっては、なるまい。当人の、社会参画としての就労、意思実現の障壁突破支援を考えるべきなのだ。

 しかし当事者の語り「自分に所属が出来た手ごたえ」という話は、私にはとりあえずの納得というところだろうか。所属は個人意思を歪曲させる力も持っているからだ。

 斎藤氏の引きこもり体験者の代弁、解説は的確。いまは語れないが2点ヒントをいただいて退席した。

 楠の木学園長の武藤啓司氏に無理をお願いして時間をいただいた。茅ケ崎協働まち研の報告。協力し合えるほどに力を育てたい。まずは、実務者ネットを根付かせたい。そう思う。

 引きこもり当事者との話は、Oさんの話が歯切れが良かった。青少年サポート課で臨職として採用されているという話は、茅ケ崎でも行ないうる話。この辺は実務者ネットでも検討の余地があるだろう。

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茅ケ崎協働まちづくり研活動中間発表会プレゼンを終えて

2005-12-11 05:49:26 | 引きこもり
 やっと協働まち研中間報告会が終わった。参加80余名。市長、市議、行政30余名・関係市民団体40名他NPOちがさき等ホスト側。一般参加者のいない閉じた会合となった。特徴は年齢層が高いこと。しかもプレゼンの企画構想対象の中心となる農政課・障害福祉課不在という異様な構成。「課」というより「部」で動き、他に熱心な課が参加、直接影響のある課は欠席という状態は、市長との関係を意識し、場をかわしたのだと思われる。クッションを置いて所属部の関係者が参加しているというと思われる、残念。

 市民団体は、環境リサイクル系・国際交流協会・ワーカーズコレクティブ・地域通貨・シニア倶楽部・自治会連が圧倒し、障害福祉&教育系は私と東ヶ崎さん(喫茶凡樹瑠)・江澤さん(ForKids懇話会)・岡本さん(湘南村)・土屋さん(湘南おやじの会)の5人。

 今回の話はWG-1・3の協働事業(民民・公民)のしくみの行政確認枠の共同確認が中心。モデルケースについては、5団体提案すべて1年ががりでWG-2と2回の全体会を通じて、協働まち研で精査されてきたもので、都市計画(まちづくり)の中にWG-2の異端分子が紛れ込んだ感じ。

提案は

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福祉ネット湘南村(民間福祉団体のネットワーク化)
福祉農園「ゆい」(市民農園の福祉利用・環境保全)
地域通貨Cリング(地域通貨市民活動推進・環境保全)
地域就労支援喫茶「湘南子どもフォーラム懇談会」
ちがさき自然エネルギーネットワーク
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の5つ。各3分。

今回は初めての市長参加。

家にこもる引きこもりがなぜ地域活動に参加するのか?
金にゆとりのある世帯の怠け者ボンボンをなぜ支援?

 こういう低俗な発想との論議を参加者と繰り返してきたが、閉鎖的な研究会活動だったために、なんとか話は蓄積した。一般参加者の多い会議だと、繰り返し同じ回答をしなければならないからだ。

 ニート・引きこもりの実情や、構想説明補完解説は、すべて参考資料として封筒配布。

 今回は自己紹介、「なぜ・いま」というところと、「ノーマライゼーション」の視座のこと(就労支援湘南東部実務者ネット結成・プレ就労の重要性・チーム就労の価値)構想の公共性についてを経験的に要点を補完しただけで終わってしまった。司会から画面を使うように注意あり。全体像を語らせようとするが、それをやれば、枠説明で終わってしまう。見ればわかることと補完して語らなければ真意が伝わらないことがある。発想の源を語りたかったのだが。

 ともあれ、市長に話が届いたこと。全体像が行政関係者に広く伝わったこと。最後に、協働まち研はそのままの形ではないけれど存続させるという話をNPOちがさき代表からもらって会を閉じた。

 何らかの行政のリアクションが出てくる状況になった。これからは産業振興課との協働企画をやりつつ、実務者ネットを育てるという仕事にシフトする。市障害福祉課とは、やり直しか。実務者ネットと通信No.012を持って、市障害福祉課にお邪魔する予定。

 可もなく不可もなく、闇に案を投げて終わりとは思いたくない。保健福祉部★氏・産業振興課の*氏と会いつつ、とりあえず次の話をすることを申し入れた。こちらは手ごたえ有り。

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