今年も残り40日を切った。パソコンを教える知人はカレンダー作成講座を開いていた。受講者の好みの写真を挿入したオリジナルは、カレンダーだけでなく家の飾りにもなる。旅行の思い出や自慢の料理に趣味で作った創作品などを載せる。一番の人気は孫の写真を大きく扱ったカレンダーのようだ。
カレンダー、昔は商店街の各店が暮れになると1年のお礼のように配っていた。どれも立派なもので、店によってはオリジナルのカレンダーもあった。こういう店には客以外でも貰いに来ていたという。大型店舗に押されシャッターが降りた店が増えると、カレンダーの配布は次第に無くなった。今は銀行でも求めないと貰えなくなっているが、今朝、ポストにある新聞社の大判のカレンダーが入っていて驚いた。
親しい元個人商店主から聞いたカレンダーの話し。個人商店にとっては大きな持ち出しになっていたが、競争のために配布は仕方なく、このために年末の頑張りは欠かせなかった。配布が無くなってホットしたが、商店街はさびれたと続く。これが小企業の軒を連ねる商店街の姿であったのだろう。
写真は、陶芸教室メンバーの作陶風景をあしらった来年上半期のカレンダー。ある新聞社のカレンダー作りに応募した人から1枚をゲットした。写真を撮った私の姿は載っていないが、その代わりに私の作品を配してもらっていた。こちらの方が記念になり喜んでいる。見ごたえのあるカレンダーが配布される日本経済への回復を願っている。
(今日の575) 先々の予定を書き込むカレンダー