ある大きな家、道ぞいには日当たりのいい大きな出窓がある。そこには1年を通じて生け花がおかれ目を引く。その傍に置き置物のようによく猫がじっとしている。車で前を通りながら、いい光景だと見ている。歩いて通るとき猫がいないことが続いた。初冬の陽ざしを受け気持ちよさそうに眠っている。撮ったところで飼い主さんに出会った。
名前は「チーコで7歳」と聞いた。室内で飼われていてこの場所がお気に入りというか、指定席になっているそうだ。室内との出入りは障子に細工がされている。皆さんからよく撮ってもらう、SNSでも紹介されたという。動物好き、写真好きの人には絶好の被写体になる。こんな場所は猫に限らず人でも居眠りしたくなるいい場所だ。
小動物を飼った経験は少ない。子どものころ、小学校低学年くらいまでウサギとニワトリの経験がある。息子が3歳のころ、家の入口に置き去りにされていた生まれたばかりのスピッツの雑種を息子の希望で育てた。数年たったころのある日急死、その時流した息子の涙が忘れられないでいる。それから生き物の飼育経験はない。
今、家庭で育てる愛玩動物、ペットと呼ばれて多くの家庭で慈しまれていることは知っている。どれも人以上の日々を過ごしているように見える。猫や犬がその代表だろうか。今、猫で困っているのは野良のお土産。最近、見かける野良たちが増えた。獣害は無いが飼う人が責任をもって終わりを見届けて欲しい。
(今日の575) 本性の野性捨てるなペットたち