日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

「しろうと」も

2014年08月16日 | 陶芸


 所属する陶芸の会、年金生活者の集いと呼ばれても反論はできないが、その意気、気力は草食系と呼ばれる若者には勝るとも劣ることはないと、月2回の粘土との出合いを楽しんでいる。場所は海抜500メートルにある県の施設、指導員は孫のような若い人だが、高齢者のわがままをのみ込みながら、楽しい指導をしてくれる。会が長き続きしている秘訣のひとつかもしれない。

 そんな教室も、8月は夏休みの児童らで施設繁忙で高齢者は夏休み。夏ばて予防びはいいタイミングかもしれない。と言って、会の幹事さんはゆっくりさせてはくれない。今年も恒例になりつつある「しろうと展」をデジカメ同好会とのコラボで開き、先日終えた。

 その会場当番、といっても「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と来場者に挨拶する役目。3時間の当番だが、思いのほか多くの方が会場へ、見てもらえることは嬉しいことだ。中には陶芸の会への入会希望者も、その中の1人は2学期の予定をメモされた。主人が陶芸を楽しんでいましたのでという女性、作品を手に取ったりしゃがんだりして眺めておられた。連れ合いの作品と比べ思い出しておたれたのかもしれない。

 そんな来場者の中の同年配くらいの一人の男性、「しろうと、も回を重ねればのう」と独り言。「のう」に続く言葉は何だろうかと考えてみた。「上手くなった」か「進歩していない」のどちらかだろう。前者であってほしいが厳しいまなざしを見れば後者にも思える。「ありがとうございました」に対し「次回も楽しみにします」と会場に後にされた。期待してもらえる個所がありそうだ、そう思うと展示品が少し大きく見える。
コメント
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