日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

夜明け

2014年05月10日 | 生活・ニュース


 ガラス窓がうっすらと白くなっている。静かな静かな夜明けのような気がする。近所のポストの蓋が閉まった音が聞こえる。日本だけという新聞の各戸配達、バイクの音が遠ざかる。少し大きめの音がした、これは我が家のポスト。また、バイクの音が遠ざかる。最近の新聞配達は自転車からバイクに変わったようだ。休刊日以外はどんな天気でも配達される新聞は毎日の生活に欠かせない。

 玄関を出る。そよそよと吹く冷たい風に首をすくめながら空を見る。全天、一片の雲もなく良く晴れている。東方には赤みを帯びた空が広がる。もう、ツバメが鳴いている。カラスが高いとこを2羽3羽と南へ飛び去る。最近、増えたという瓶入りの牛乳配達車が通り過ぎた。ガチャガチャという瓶の触れ合う昔懐かしい音はしない。昨夜のうちに済まされたのか、隣の家の物干し台に洗濯物が干してある。

 新聞を取り出す、ここから一日が始まる。明日は母の日というのに折込広告が少ない気がする。いや、すでにその日のための手はうってあるとということだろう。1面の見出しを見たらオピニオン面、もしや投稿が掲載されていないか、と期待と不安を交えて開く。これは「投稿した者でないと分かんで」という我流の言い訳。知人の掲載も喜んで読み1面に戻る。

 紙面も時代に合わせて変わる。今は1面が12段で1行12文字、書体は新聞独自となり従来の明朝体に似てはいるが、輪郭がすっきりし読みやすくなった。15段15文字のころに比べ、紙面全体の文字数は相当に減じたことになる。これは加齢に合わせて変化したようで読みやすくなっている。一日が新聞で始まる、まだまだ縁は切れそうにない。

 京都に住む息子夫婦から母の日の贈り物が届いた。歳はいくつになっても嬉しそうだ。
コメント
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