日々のことを徒然に

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子どもの日

2014年05月05日 | 生活・ニュース


 祝祭日で子どもの日。「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と1948(昭和23年)に定められた。終戦から3年目の制定、父を外して母にだけ感謝とはどんな意味合いがあったのだろう。かっては5月5日の「男の節句」が祝祭日で3月3日の「女の節句」が祝祭日でないのは「男尊女卑」などの批判もあったやに記憶するが、趣旨に含まれる、母に感謝、の一言は父とは違う母と子どもの関係を強調したのだろう。

 購読紙の「子ども6人に1人が『貧困』にあえいでいるのがこの国の現実だ」という書き出し、どこの国かと思えばそれは日本の現実ということに目を疑った。対策法がありながら、その動きは遅いとある。どのくらい貧困か、経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国のうち、悪い方から10番目という。先進国といって胸を張れない。また、子どもの人口推計では14歳以下の子どもの数は1633万人で33年連続で減少している。1950(昭和25)年当時からすると1300万人減少した。 

 財政の困窮、社会保障の崩壊など暗い末期的な推測のたびに少子高齢化がその一因として上がる。少子化の因は一つでなく複雑に絡み合った社会現象から来ている。現世の借りを子どもらの将来に付けとして残さない施策がなければ、子どもを取り巻く環境改善は難儀だろう。将来に連なる策を期待する。

 息子が誕生した時に鯉のぼりを祝いにもらった。といって、空に泳がすスペースが屋敷内にはない。仕方ないので廊下の天井に飾った。代わりに2メートルほどの竿に飾った鯉のぼりを軒下で泳がせた。これも写真の撮り方で大空に泳ぐひごいやまごいに変身させて残している。数年前からは陶芸教室で作った手作りの兜を飾っている。家内の親元から届いた段飾りには何年も日の目を見せていない。我が家の子ども日は遠くなった。
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