「♪ でんでんむしむし かたつむり おまえのあたまは どこにある つのだせやりだせ あたまだせ でんでんむしむし かたつむり おまえのめだまは どこにある つのだせやりだせ めだまだせ」、これは文部省唱歌の「かたつむり」。「でんでんむし」と「かたつむり」はどう違うのかと思ったころを思い出す。デンデンムシはカタツムリの異称で漢字は「蝸牛」では同じ。
静かな雨に濡れる紫陽花の葉にカタツムリがいる。どこからどのようにしてこの葉に移って来たのかと思いながら見ると歌にある角が見えない。覗き込んで見ると殻の奥に引っ込んでいる。雨に紫陽花の緑の葉とカタツムリ、これは絵、いや写真になるとになると10分くらい待ったが動く様子はない。私におののいているのかとその場を離れる。
1時間ほどして覗いて切ると姿が見えない。別の葉に移ったのかと周りを捜すが見つからなかった。野鳥にでもさらわれたのかとも思ったがその場所に野鳥は入ってこれない。ではどこかに隠れていると捜すも見つからず。カタツムリの移動速度はどのくらいかと調べてみた。動画で10㌢を約50秒で動いている。別の資料では秒速2㍉とある。偶然だが一致、信じよう。
1時間過ぎているから単純計算すると約7㍍くらい移動していることになる。それだけ広い範囲は捜していない。雨降りや湿気の多いところを好むカタツムリ、どこかで生きていることを願う。それにしても殻に潜んでいたのは昨夜の眠りから覚めていなかったのだろうか。カタツムリは眠るの???