日々のことを徒然に

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どこへ行こうか

2019年08月12日 | 生活・ニュース

 今年の朝顔は少々期待外れの咲き方をしている。ここ何年も続けていた花が終わったら「採種、翌年蒔く、苗を移植」の手順は変えていないが、変えたことが一つある。長く咲いて楽しませてくれた花が小型化し数も減った。農産物でいわれる連作のような現象かと勝手に思い、一昨年の夏前に新しい種を購入し蒔いた。

 昨年、花が終わり従来通り作業したが、種子が我が家のプランターにそぐわないのか、それとも元が良くなかったのか咲が思わしくない。まあ、仕方ないので次は何か考えてみよう。そんなことを思っている時、プランターから離れたところで、いつのこぼれ種か分からないが芽を出した1本の苗、空いていたプランターに植えてみたらあれよあれよと伸び、どうしよかと迷っている。

 ぐんぐん伸びる朝顔を見ながら「親がなくとも子は育つ」と人の世界では言い伝えがある。生んでくれた親がいなくても、周囲のいづれかの人の温かい心遣いと、子ども自身の力で育っていく例えとして言われる。もしかして、この朝顔もそんな例えかもしれない、それならと手を貸すことにした。

 遅れても咲いて喜ばせてくれるか先のことは分からないが、里親の気持ちで伸びる行先を整えてやった。盆にやって来るという台風10号に倒されないよう備えた。夜明け前に咲き始め猛暑を避けるようにしぼむDNA、人知の及ばない力を思いながら、朝夕の水やりは欠かさない。
コメント (2)
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