日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

朝顔の葉

2019年08月20日 | 生活・ニュース

 朝顔の咲き具合が峠を越えるには少し早いと思いながら、ちょっと手助けした。効果ありや否やと朝夕の水やりは欠かさなかった。もう一度ガンバレの気持ちが通じたのか、花数が次第に増え最盛期のころに戻ったようだで、このところ毎日100近く咲き始めた。毎朝カーテンを開ける楽しみが戻った。

 咲き終わった前日のしぼんだ花を取り除くとき何度か数を数えていたので100近くに大きな差はない。晴れた日はみごとだが、雨の日はそうはいかない。雨に打たれた花は重く下向きで花びらもたたんでいる。しかし、それはそれで雨の朝の風情として楽しめばいい。そんなことを思いながらブログ散歩していて、「朝顔の葉はオキシダントに敏感に反応・大気の汚染や光化学スモッグの警報などに利用されている」という1行を見つけた。

 光化学スモッグ、自動車や工場などからの排出物と炭化水素が太陽の強い紫外線を受けて化学反応が起き、オキシダントなど二次的汚染物質が生成される。日ざしが強く風の弱い日に発生しやすい。上空が白くかすんで白いモヤが掛かった状態になる。目がチカチカしのどが痛いなどの症状が出る。光化学注意報が出ると工場では対策が取れれた。

 朝顔の葉は、光化学オキシダントの濃度が高くなると被害が出る。被害の程度は濃度や継続時間によって異なるが、被害は葉脈の間に薄黄色の斑点が現れるそうだ。自治体の環境を授かる部署でも、朝顔の葉をスモッグの観測に活用している。朝顔はこんな利用の仕方など知らぬままに夏を楽しませている。朝顔やつるべ取られてもらひ水(加賀千代)のころには無かった役目、朝顔の苦笑が浮かぶ。
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