日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

やって来ました

2014年06月02日 | 自然 季節


 山口県は中国地方だが九州圏と同じ扱いもいくつかる。同名の会議に中国と九州の両地方に参加もあるようだ。どっち付かずにならなければいいが。そんな行政の割り付けで、北九州と山口県は「今日、梅雨入り」と午前中に発表された。庭仕事をしていて「少し蒸し暑いかな」、照り付ける昨日よりはいいか、と思っていたら昼のニュースで梅雨入りしたと知った。

 先月の雨を「梅雨の走り」という予報で、少しの間梅雨らしい雨の日があった。季語で「迎え梅雨、走り梅雨」と表すと教えてくれたのは俳句をたしなむ人。幾日も陽がささず冷え冷えするのは「梅雨冷、梅雨寒」、わずかの陽が差すことを「梅雨の晴れ間」、そのほか「空梅雨、長梅雨、梅雨じめり」など季語として梅雨のいろいろを表すという。これから40日あまり、俳句をたしなむ人の感性はさえる。

 梅雨の雨のイメージ、シトシトと長く降るというのは子どものころ、最近は長時間激しく降るに変わった。そして水害のイメージが重なる。といって昔もやさしい雨ばかりではなかった。梅雨末期の雨を「篠突く雨」(しのつくあめ)」と呼んだ。これは「篠(細くて小さい竹)をたばねて突きおろすようにはげしく降る雨」という意味。ほかに激しい雨の表現として「」篠を束(つか)ねる、篠を突く」などが並んでいる。

 梅雨、雨、田植え、サツマイモ植え、農繁休暇、小学生のころの思いで。子どもも繁忙期の戦力として苗運び、小さな兄弟などの世話、上級生になると炊事や洗濯の家事手伝いもこなしていた。代掻きも田植えも機械化、サツマイモ植えは園児や児童らの体験学習用に変化した。体験した子等は「楽しかった」と喜んでいる。その幾人かが日本農業の担い手になってくれることを願っている。
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