日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雑草の力

2014年06月26日 | 自然 季節


 年2回、6月と12月に近くを走るJR線路の法面の雑草刈りがある。チィーンチャーン、そんな音で仕事の始まりが分かる。大方は朝ドラの始まるころから。梅雨のこの時期、仕事は雨で予定通りには修了しないのだろう、予定外の日も草刈機の音が聞こえる。春ころから伸び始めた雑草は作業員の腰のあたりまで伸びている。雑草の成長は早い。

 JRといってもローカル線、1日の運行は上下合わせて26本、三セクの列車が上下で20本ほど。車社会の進展に伴ってこちらは全体では減便方向に進んでる。1便の車両は朝夕を除いてはジーゼル車1両、窓越しに見える乗客の数は数えるほどの時が多い。

 沿線の利用客の数とは関係なく草刈が行われている。以前に住んでいた地域では地区住民それぞれが鎌や草刈機持参で法面の雑草刈り奉仕をしていた。そこでは今も続いているようだ。運行便数は少ないとはいえ、作業開始前には通過列車への注意を受けていたことを思い出す。刈り取られた雑草は線路わきに積まれている。大きな河川ではこうした雑草を農家の人などに無償で配り、処理費削減を図っているとか、JRさんはどうされるのだろう。

 雑草の消えた法面、髪は少なくなったが散髪した後の頭の様でさっぱりしている。咲いていた野の花はすべて失ったが、その時期になると例年顔を出す。雑草のたくましさを見ていると、刈られるたびにDNAが強靭な型に変わっているのではなかろうか、そんなとりとめのないことを思いながら散歩を続ける。
コメント
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