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散歩で見かける柿の木には実が鈴生り、噂通りの豊作のようだ。すでに熟して落ち、気の毒な姿に変わった実もあるが、大方は秋の陽を受けている。
そんなことかどうかはわからないが、渋柿をいただいた。その届いたタイミングに不思議な縁を感じる。干し柿を題材にした「ドライフルーツ」というエッセイを新聞の「はがき随筆」欄に投稿したのは先月の後半だった。それが先日、掲載された。それを見計らったかのように渋柿が届いた。届けてくれた人はそんな事情はまったくご存じない。
干し柿を作るのは何十年ぶりだろう。といっても自分では何もしなかった。外出から帰ったときに家内の手で干せる状態になっていたいた。秋日和の続くことを願いながらベランダの軒下に吊り下げた。
食べごろが近づいたころスパーで干し柿の値段を見た。1個150円から80円までと幅広、最高値のそれは柔らかそうでちょっと気取ったケース入り。楽しみに待った20数個の干し柿が食べごろになった。表面が少し硬くなり始めた頃が好みの仕上がり。まずはお仏壇に。