日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

青空の効果

2013年11月04日 | 自然 季節


 散歩の途中で「おはようございます」「いいお天気で」「こんにちわ」と見知らぬ人とでも挨拶を交わす。ある日の昼過ぎ、「こんな青空を見ていると文句を言いたいことがあっても言えなくなります」と言葉をかけてきたのは初対面の年配男性。

 どんな文句を言いたいのか分らぬままに空を見上げる。すると真っ青な空に筆で薄く描いたような白い雲の筋が走っている。すぐれぬ気持ちを真っ青な秋空はほどいた、自然の目に見えないパワーだろうか。

 文句を言いたいのにそれを抑えた青空、その青色の効果についていろいろ載っている。「知性と精神に関する重要な色彩。冷静に必要とそうでないものを取捨選択することを助ける。創造性、心のコントロール、頭の回転などを高める。興奮をおさえる」など、優れぬ気持ちを静める、初対面の人の言葉を裏付けような効果が続く。

 子ども新聞で「空はなぜ青いのか、 夕方空はなぜ赤くなるのか?」という子供向けの科学記事を読んだ。空は昼間は青くて夕方はなぜ赤い。子どものころ持ったであろう疑問は、いつの間にか彼方へというより消えていた。なんとなく知っているつもりでいたが、記事で復習できた。

 空が明るいのは太陽からの光のおかげ。その色はたくさんの色が混ざり合ている。色の違いによって性質が異なり、大気を通過することで青や赤に見える。大気を通過するとき、太陽の光は四方八方へ散らばる。その時、青っぽい光が最も散らばりやすい特徴を持ち、赤は散らばりにくい。そのため、空に青っぽい光が散らばるので青く見える。夕方は散らばりにくい赤っぽい色の光を見るので夕焼けは赤く見える。

 これが自然からもらった癒しの証とまだ気づいたことはない。これからも気づかせずに癒されるのだろう、雨あがりの後の青空を見ながら思う。始まった紅葉の色が映える。
 
 
 
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