日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

厳しい経営、身近に感じる

2013年11月06日 | エッセイサロン
2013年11月06日 朝日新聞「声」掲載

 円安以降、ガソリン価格は高止まりしている。そんな中、行きつけのガソリンスタンド(GS )に「スタッフ給油を廃止します」という掲示が出た。給油機周りに従業員の姿はなく、元気なあいさつの声が消えた。

 アベノミクスで「デフレ脱却、経済が上向いた」といわれるが、地方に住む年金生活ではその実感が伝わるものはまだない。逆に食品を中心に日用品の値上がりに不安を感じている。

 一方、中小企業の厳しい経営状況は報道で知る。行きつけのGS で、顧客へのサービス低下、さらに顧客減につながりかねない策をとる経営者の苦悩は、はたから推し量る以上に厳しい決断だったろう。低燃費車の普及、若者の車離れなど、GS業界への追い風は見当たらない。 

 サービスポイントの入力に事務所へ入った。これまでと変わらぬ気持ち良い応対にほっとして、店を後にした。
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