日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

句読点の力

2013年08月29日 | エッセイサロン
           

 夏休みの宿題の一つに読書感想文、その書き方が新聞の子ども欄に載っていた。「こつこつ書こう」というタイトルで、「はじめに、あらすじ、自分の意見、まとめ」の四つに分けて書くこと。もう一つ「分かりやすい文章を書く」コツが数項目ある。その中に「読点(、)を意識して付ける」とある。

 そこには次のように説明が載っている。せっかく書いた文章が人に伝わらないと悲しいよね。文章は短く、歯切れよく。「、」を意識して付ける、と例示とイラスト入りで分かりやす書かれていた。これを参考にして書き上げた子どももいたことだろう。

 この句読点について今月のエッセイサロン定例会で「ワンポイントレッスン」として勉強したばかりだった。句点は「文が完結したところに打つ。読点は「読みを助けるために打つ」として、10の読点のルールを学んだ。日ごろ、文を長くしない、文を中断するところ、並列になっている語句の切れ目などいくつか意識してはいるが、読み直すと抜けている。レッスンで「感動詞の後」にも付けると文章が生きるとある。あまり意識していなかった。サロン代表Oさんのブログでは、さらにに詳細が載っている。

 今年の暑中見舞い状の1枚。花火の絵柄を生かし、本文は、はがき通信面の7割に書いている。別に驚くことではないが、そこにかかれた文字が533字あり驚いた。小さな字は2ミリ四角ほど。そんな文面も愛用の老眼鏡をかけるとすらすらと読め、思いが伝わる。それは適切な改行と句読点の付け方のうまさだった。差出人は在職中、社内誌の編集担当だった女性、30年あまり前の経験を今も活かしている。例会から帰宅後、改めてそのはがきを読み直した。辞書を片手に遅くまで校正などしていた姿を思い出しながら。
コメント (4)
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