日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

何役もこなす

2012年11月28日 | 生活・ニュース
           

 近所に、木の名前は知らないがその木に緑、黄、赤の三色が色付き始めた。1本で何役の働きをするのだろう、そんなことを思っていたら、先日のある宴席を思い出した。

 みんないろいろな活動や世話をしている。一人が指を折りながら「夫、父親、長男、自治会長、同好会役員、ボランティア」一呼吸置いて「家内の部下で7役」と笑わせた。終わりの一つはギャグ好きの彼なりのサービスだ。

 それを機に知人で何役もこなしている人の話になった。その多くは時間的にゆとりのある年金生活者。金銭や知力のある人の活躍には敬服するしかない、と新鮮に聞く。遠慮してるのか誰も自分の活躍については俎上に載せないまま話は弾む。

 静かに飲みながら聞いていた一人が「確かにみんないいことをされている、皆さんに喜ばれているということはよく分かった」ここで勢いをつけるようにコップを空けて続けた。「家庭を犠牲にして活動している人を知っている。外での評価はいいが家庭的にはどうなのか。家の内をわやにして、本当に心のこもったお世話が出来るだろうか」と問題提起的発言をした。

 「家庭に入りこんでとやかくは言えないが、なぜにそこまでその人はされるの知らないままに意見は出せないぜ」「気持ちを込めたお世話をするには荒れた気分では出来ない」など経験を交えて話しが続く。幹事が「元気なうちは支え合って出来ることをやろう。このメンバーには人から指をさされることは無い。まあるい気持ちでやろう」と話を引きとった。

 宴席なので話のまとまりは悪いが「まあるい気持ち、まあるい心」でやろう、は間違っていない。昔カウンセリング教育で聞いた「親切心を先に出したお世話はするな」という注意を思い出した。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする