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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

雨のなかで

2010年03月18日 | 自然 季節
               

だてにも春雨とはいい辛い雨の降る中、田舎道で人待ちをしている。携帯が鳴る。「申し訳ないが少し遅れる」といい、続けて車の位置を告げた。15分はかかりそうな場所にいるようだ。

少し肌寒いが待つあいだ春はないかとあたりを歩いてみる。このところ続く雨のせいか花も木も草も勢いが見られる。そういえば緑の色も濃くなり、枯れ草も少ない。あいにくの日和で畑に人影はない。

雨の中、幅の細い長さのある「筍堀用の鍬」を持った人に出会う。1週間くらい前から本数は少ないが、毎日、掘っているという返事。近くなら見に行きたい尋ねたら、あきらめる距離だった。今年の地物はまだ見ていない。

昔はこんな雨の日の田舎道はぬかるんで歩き辛かった。いま、道だけは都会のように舗装され、ところどころで日をうつして輝いているところもある。長靴はいらなくなった。

離れたところに雪の積もったように揺れているのは「こごめ桜」が満開に咲いた小枝。梅と桜の端境期に咲く。一つ一つの花は小さくて可愛いが、まとまると大きな存在感を示しだす。だれに教わるともない自然のてだて、人知の及びところではないと今日も思う。

(写真:舞っているように見える雨にうたれるこごめ桜)
コメント (2)
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