ある方のブログ、花の写真とそれにまつわる俳句が毎日のように載っている。句の狙いや意味、花にまつわることわざなどの一言が添えられていて助かる。一言を読んで句の意味を多少は伺えるが、その深遠には遠く及ばない。ただ、感服している。
最近の花を挙げてみると雪割草、ミモザ、山茱茰(さんしゅゆ)、沈丁花、椿、福寿草、蕗の薹、まんさくなど等。どれも季語は春、気持ちの温まるそれらが続いている。これらの写真は自ら歩かれて撮られた1枚であることが、一言からも伺える。これにも驚く。
ひと雨ごとに春の気配が強くなるが、まだ寒暖の日が周期的に来るという。そんな雨上がりの日、1枚脱いでもいいような暖かな昼下がり、花の苗を見に立ち寄った。店内は花盛り、選ぶ人も大勢。そこには春が来ている。そう思いながら何株か買った。
明日は啓蟄。高校の入学試験も始まる、みんなにいい春が来るといい。
(写真:各家に散らばっていく店先の春)