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錦川沿いに上流へ向かう数台のダンプカーに進路を押さえられた。途中、道を譲ってくれる事を願ったが、超安全運転のまま市の北方に位置する町のパソコン講座の会場へ着いた。
受講者は70代6人と60代5人の11人。「この年になったが、人のパソコンでは思うように出来ないから」とパソコンを購入したという受講者もおられる。講座スタッフもそう負ける年齢ではない。
何度か訪れている会場。一人のご婦人が「お茶うけに」と差し出された箱、包装紙一杯に「別府へ行ってきました」と印刷されている。中味は勿論、お店の名前もない。さて、何だろう、何か興味を持たせる。
蓋を開ける。目に飛び込んできたのは「旅行に行ってきました」という青地に白抜きの文字。描かれた子どもの手にも同じ文字が読み取れる。青い包装紙を裂く。ふんわりと仕上がったクッキーだった。
ぎりぎりまで包装費用削減の知恵なのか、土産をもらった人をちょっとミステリーな感じにさせるのか、両方かもしれない、アイディアは誰だろうなどと、いただいた後から思った。そう思えば、湯の香りがしないでもなかった。
(写真:シンプルだと感じた包装紙)