日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

春浅し

2010年03月11日 | 生活・ニュース
               

今朝は冷え込んだものの日中は春らしい温もりを感じる。雪に押さえられ風に耐えていた春待ちの草木が、思いっきり陽ざしを吸いこんでいる。出会った人とは「昨日の雪は」、から会話に入った。それほど印象に残った春の嵐だったということになる。

公立大学の合格発表が始まった。今日は中学校の卒業式。来週は県立高校の入試結果が分かる。私立も含め合格という麗らかな春を迎える人とそうなれなかった人に分かれる。いや、残されたチャンスへ向かう人もあろう。ガンバッテほしい。

昨年の大水害で被害を被った中学校の卒業生は30名ほど。答辞の中で、災害の中での助け合いと集落皆さんの温かい支援に触れた箇所で、画面を大粒の涙が流れた。この経験はどこかで生きて返してくれると信じた。

中学生のころ、高校への進学率は50%あまりだった。中学卒業生は「金の卵」として産業界がむかえ、集団就職列車が走った。その苛酷さに耐えられず帰省した同級生も知っている。

環境は変わって今は高校進学は全入に近い。決めた進路に全てのことで満足ということはあり得ない。先人たちはそれを乗り越えてきた。新しい学校生活、努力しながら楽しんでほしい。もうすぐ桜は咲く。

(写真:雪を忘れたような1株だけの菜の花)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする