日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

古民家

2008年01月28日 | 生活・ニュース


城下町時代の呼び名で「塩町」に武家屋敷風の空き家がある。空き家と言っても長く住む人がいないため、荒れるにまかせたまま建っている。その真贋は知らないが歴史的価値のある建屋という。しかし、その修復保存の動きは聞かない。

道沿いの屋根には瓦の落下防止用ネットが張られ、白壁は落ち、壁の板は触ると砕けそうに見える。斜めに傾いた門を入ると朽ちた平屋が1軒、その周りの雑草の林は今は立ち枯れとなり、より寂しさをさそう。

家から数分のとこにあるこの建物のそばは生活道路になっている。少しだけ落下物や倒壊を気にしながら眺めて通る。時折いろいろなことを思いながら。

  ボロボロの 古民家寂し 風花に
  古民家に 柿ひとつあり 塀のうち
  古民家の 傾く門の 蔓(つる)緑
  古民家を とりまく雑草 枯れしまま
  古民家を 興す人なく 日々崩れ

誰に言うこともなくこんなことをメモしていた。

(写真:荒れている武家屋敷、夏に撮る)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする