「焼物をやりませんか」と誘われたのは昨年の秋。パソコン講座などで延び延びになっていたが初めて参加した。
会場は残雪のいろは坂を上った海抜500㍍にある県ふれあいパーク。瀬戸内海の美しい景色が見渡せる緑に囲まれた施設。
テーマは「雛人形」の作製、新調した前掛けをつけ緊張して開講を待つ。粘土工作は子どものころにあったかも知れないが定かでない。講師の見本作製の手順を真剣に見る。緊張をほぐす説明の中に上手く作るヒントがある。苦闘すること1時間余、それらしい形が完成した。
講師のへらを使った小さな手直しを2,3箇所うけて完成した。手直しの要領はこれから多くの場面で応用できそうだ。
講師から「縮み風の感じがいいです」との評があった。粘土を板状にする過程で使用したタオルの生地紋様が残っていた。これから表面の紋様を考える参考になった。
素焼きを済ませ次回は色付け。初作品はどんな具合に仕上がるのか楽しみ。数ヶ月まえから作製に取組まれている方の出来栄えを見ながら、目標は高いと感じた。仲間と1日過ごせ粘土と昼食あわせて千円弱、病み付きになるかもしれない。
(写真:作品1:素焼き前の雛人形)