日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

噴水

2008年01月27日 | 生活・ニュース


どんよりとした冬空 見る人もいない公園の 定められたまま無心に吹き出る水
ピチャピチャと音を立て 敷き詰められた石の上に落ち 帰っていく色のない水
ほんの僅かな時間 描く放物線の先に どんな見聞をするのか

取りとめもなく続く 吹き出る水 ベンチでひとりぼんやりと見る  
同じ形の放物線 繰返し見ても 見定められない
ただ吹き上げて そして落ちる水のほかに 何も読めない

ただ黙々と吹き出る水 三脚を使い 撮る人がひとり
あの撮る人は 吹き上がる水に 何を見つけたのだろう
ファインダーを覗く 横顔の優しさが 目に残る
コメント (2)
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