日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

細い道でも

2007年10月03日 | 回想


新しいテーマを担当することになった。古い資料を整理している。その担当した私の経験を聞きたい、と、よく知っている後輩から電話がかかった。

20数年以上も前になる。同業各社で大きな災害や事故が続発した。これらへの対応策が幾通りも打出された。企業は存続を掛けて真剣に取組んだ。その1つのテーマを担当したことを思い出した。

今の企業環境の基で当時のことがどれほどの参考になるか分からないが、思い出しながら話しをした。この歳にして鮮明に思い出せたのが不思議だった。

それはある目的のための道筋を作ったもので、個人的には大きな効果を上げた記憶に残る仕事のひとつになっている。が、永続するものではない。時間とともにその道筋は役目を終えていた。

小さく細いけど開いた道は雑草に覆われて見えなくていた。なにかそこにあった、刈取って旧道を見てみようとする後輩の電話に喜ぶと共に、彼の記憶力に驚いた。

3週間ぶり国会で議論が始まった。マスコミは「ねじれ国会」と称し、騒動の大きくならんことを願うかのような取り上げ方だ。VTRではドラマティックに組み建てられた映像がそれを助長しているように思うのは私だけだろうか。

国民の目線での議論、首相の言われる「国民の安心できる社会」の議論を真剣に願いたい。稲わらは1本では弱いが、幾本か纏めてねじれば「縄」になる。縄の強さは昔からよく知られている。ねじれてこそ国民のための明るい道が見えるかも知れない。期待する。

(写真:斜面に見えるのは何の道だろうか)
コメント
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