日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

呼び名

2007年10月19日 | エッセイサロン


岩国エッセイサロンの例会。14回目の参加になった。
平均年齢を引下げる新入会員の自己紹介からスタートした。顔の筋肉が柔らかくなったかな、と思われるこれまでにない笑いの多い進行だった。新人さんの加入があったからだろう。

もう一つ、新人さんのご挨拶のお土産、家事の合間の手作りケーキ、母が作りましたといわれた柏餅が目の前に置かれたこともある。

柏餅を包む葉の呼び方が話題になった。さんきら(山帰来)、かたち、猿取いばら、いぎの葉、柏餅の葉などが板書された。赤い実が出来るが中味はないなど博識も披露された。

調べてみた。すると山帰来はサルトリイバラに似るがトゲが無いとある。続けてサルトリイバラの俗称とも説明されていた。根は生薬である特殊な病に効くと言う。

サルトリイバラは「菝葜」と非常に難解な漢字だ。こちらは高さ2~3m、茎は細く他物に絡みつき、強い角質のトゲを持つ、とある。続けて葉は円形ないし楕円形で基部に2本の巻きひげがある。初夏黄緑色の小花をつける。赤い液果を結ぶとあった。どちらもユリ科の植物だが、感じとしてはサルトリイバラの呼び名が正しそうだ。

身近な1枚の葉、これにも思わぬ違いを知ることができた。イギの葉、柏餅の葉の呼び名は子供のころにこの葉を採るときに使っていた。子供用の呼び方、いや周りの大人も知らなかったのだろう。

1つのものに幾通りもの呼び方がある。日々の生活も眺める位置で幾通りにもとらえられることが出来る、改めて襟を正さなければとわが身に言って聞かせた。
三つのおやつはどちらか側から食しても美味しかった、と感謝を込めて記録しておく。

(写真:話題になった柏餅)
コメント (6)
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