日々のことを徒然に

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消費か賞味か

2007年10月31日 | 生活・ニュース


定年退職して楽しみな雇用保険の給付が終わるころ「仕事をしないか」とある会社から声をかけて貰った。300日の給付終了の後を考えていたときであり、仕事の内容がこれまでの経験を生かせることだった。即答でお願いした。

契約社員として机についた日から大きな課題を与えられた。担当業務は新規業務の立ち上げに伴う準備とそれを軌道に乗せるの2点だった。業務担当者としての資格取得と合わせ新業務の開始は予定通り済んだ。

次の課題は業務拡大のための方策とその事業免許取得だった。皆さんの協力を得ながら進めた業務拡大も順調に走り出したころから、担当事業も経営の1つの柱に成長し契約社員ではあるが喜んだ。

何度目かの契約更新のとき「最後の契約です」と告げられた。やっと事業が軌道に乗った、そんな思いに気の緩みがあったのか、詰めておきたいこともあったが3年余の契約社員が終わった。

退職手続きのとき正社員の1人から「辞めるのですか」と問われた。冗談で「消費期限が切れたようです」と答えた。そばにいた契約担当者が「そんなことはありません」真剣な顔で応答したことが忘れられない。

老舗も含め消費や賞味期限の偽装表示が連日マスコミをにぎわせ、消費者には怒りを通り越した不信感が蔓延している。こんな日本に誰がしたのか。そんなことを思いながら、あの時は消費か賞味かどちらが正しかったのか思い出していた。

(写真:ある日の買物の消費や賞味期限の表示)
コメント (2)
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