みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

達人も弟子も

2021年06月02日 | 歴代誌第一

歴代誌第一 25章

 6月をどのように迎えましたか。大きな課題を抱えて月を跨(また)いだ人もいることだろうと、想像します。そのようなとき、気がつくと讃美歌を口ずさんでいるということがあります。クリスチャンの信仰の歩みと歌とは切り離せないものであり、なんとたくさん私たちは歌うのでしょうか。

 祭司の務めを整えたダビデは、次にレビ人が主の宮で歌を歌うという務めを担うようにし、整えました。ここには、アサフ、エドトン、ヘマンがまず出てきます。彼らがレビ人による「神殿音楽隊」のリーダーなのです。アサフの先祖はゲルショム、エドトンの先祖はメラリ、そしてヘマンの先祖はケハテです。そして24組の内訳は、アサフ家が4組、エドトン家が6組、そしてヘマン家が14組でした。

 ちなみに、詩篇50,73−83篇にはアサフの名が、39、62、77篇にはエドトンの名が、そして88篇にはヘマンの名が記されていますので、この三人は作詞者でもあったと考えることができます。

 各組12人が神の宮での礼拝でどのような務めを果たしたのかは多いに興味があります。8節の「下の者も上の者も、達人も弟子も、みな同じようにくじを引いた」ということばに目が留まります。初めから達人である者はほんの一握り、多くは弟子として研さんを積み、その結果主のために務めを果たします。

 ここを読むと、改めて礼拝で高らかに声を上げて神をほめたたえる日が来るようにと、願います。その日を来たらせてくださいと祈ります。


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