みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主に立ち返った

2021年06月15日 | 使徒の働き

使徒の働き 9章32−43節

 きのうは、主にある友Mさんが5年前に御許に召された日。墓を訪ねると、ちょうどご長女が花を飾っているところでした。そしてきのうは、6年前に私たちが初めてMさんのお宅を訪ねたと同じような陽気。あの時はお寿司を手作りして迎えてくださいました。私はうれしくてお寿司など心のこもった料理の写真は撮ったのですが、その方と一緒の写真は撮らずじまい。そんな話を家族の皆さんと話したりして大笑い、良い時間を過ごさせていただきました。

 この箇所には、ペテロがリダとヤッファで行った癒やしの出来事が書かれています。ペテロはアイネアには「立ち上がりなさい」と、タビタには「起きなさい」と声をかけていることが印象的です。

 しかし、ペテロにその力があったのではありません。アイネアに、「イエス・キリストがあなたを癒やしてくださいます」と言ったとおりです。大切なのは、人々がこの出来事を見てただ驚き、ペテロの偉大さをたたえたということではなくて、「主に立ち返った」、「主を信じた」ということ。

 5年前の葬儀の時、私はドルカス(タビタ)とMさんの姿が重なると、話をさせていただきました。Mさんは、ご家族を初め、多くの人に善きわざをしてこられました。当地に来て間もない私たちに対してもそうでした。図らずも、召天記念日の翌日に読むのがドルカス(タビタ)の箇所だったということに、さらに驚きました。


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