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みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

信仰のために戦え

2024年12月28日 | ユダの手紙

ユダの手紙 1−16節

 

クリスマス休日明けの金曜日。買い物を兼ねて出かけました。途中、中に入りたかった大きな教会を訪ね、だれもいない会堂を見学させていただきました。

 ユダの手紙は、ヨハネの手紙とヨハネの黙示録の間にあり、1章のみ、日本語聖書では2ページで終わる短さです。しかし、そこに込められたユダの思いは、偽りの教えに振り回されていた教会への愛に満ちています。

 「みことばの光」にある「ユダの手紙を読む前に」には、この手紙を書いたユダが、エルサレム教会の指導者ヤコブの弟であり、さらに二人がイエスの弟たちだとあります。彼らは、イエスが福音を宣べ伝え歩いている時にはイエスを信じることはなく、むしろ冷ややかな態度でした。

 しかしこの手紙の初めで、ユダは自分を「イエス・キリストのしもべ」と紹介しています。彼は「イエス・キリストの弟」とは書きません。それは名誉ある肩書きであり、彼のことばに説得力が増すかもしれないのですが、ユダは自分が「キリストのしもべ」だと書きます。

 イエスを信じる者はだれもが、「イエス・キリストのしもべ」という立場だということに気づきます。

 この手紙を読む教会には、偽りの教師が来て人々を惑わしているという大きな問題がありました。ユダは、彼らの行っていることの結末が悲惨なことを、旧約聖書やユダヤ人たちが親しんでいた物語を引用して、説いていきます。12−13節にある、このような者たちをたとえる描写が目に留まります。

 これらの厳しいことばは、それほどユダが教会を愛し、心を痛めていたのかを伝えます。それは、教会の主であるイエス・キリストの痛みでもあります。

 ユダは、教会に信仰のために戦えと促します。


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