みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

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2021年06月08日 | 歴代誌第一

歴代誌第一 29章1−19節

 公園内に架かる橋の欄干に、子どもたちの絵が展示されていました。テーマは「わたしのゆめ」。プールに行くこと、お友だちと遊ぶためのお家を持つこと…、たくさんの夢が描かれています。「青空美術展」!

 ここには、神殿建設の必要のために、ダビデが主に献げ、それに続いてダビデのそばにいる人々が率先して多額の富を主に献げたことが書かれています。

 ダビデが献げたのは「オフィルの金」とあります。ヨブ記22章24節には「あなたは黄金を土のちりの上に置け。 オフィルの金を川の小石の間に」とあり、同じ28章16節では「オフィルの金によっても値踏みできない」とあります。それほど貴重なものだったことが分かります。また、オフィルはどこかということについても諸説あり、今のイエメン、またオマーン、さらにはアフリカのソマリランド、インドではないかと推測されているそうです。

 ダビデは一貫して、自分が献げたことや人々が献げたことを誇りにすることなく、神をほめたたえ、自分たちがこのようにできたのは、神の御手から出たことなのだと祈っています。

 17節から、王としてのダビデの喜びがどのようなものなのかをうかがい知ることができます。真っ直ぐな心を主が受け入れ愛されること、自分も人々も真っ直ぐな心で主に献げることができたことを喜んでいるのです。心をご覧になり探られる神の前で、自分が思うこと行うことが真っ直ぐなのかと、問い続けていく必要を教えられます。 


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