みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神の永遠の力,神性

2021年06月25日 | 歴代誌第二

歴代誌第二 3章

 雨の合間を縫って、外歩きを…。近く大通りのリンデンバウム(菩提樹)からは甘い香りが。その下は野ばらの生け垣。香りと色を楽しむことができました。

 ソロモンが神殿を建てた場所は、1節によると、主が父ダビデにご自分を現された場所で、ダビデはそこを神殿のために準備していたとあります。人々にエルサレムの写真として知られている「黄金のドーム」(イスラム教のモスク)の北隣に建てられたと考えられています。

 神殿の大きさは、長さ(奥行き)は26.4m、幅は8.8mと換算されます。新幹線一両の長さは、25mですので、想像がつくかもしれません。注目すべきは高さ。53m近くあります。オフィスビル一階分の高さをおよそ4mとしたら、13階建てのビルに相当します。これだけの高さの建物は、ダビデの町から見上げるならば、その偉容に人々は圧倒されたことでしょう。

 内装に用いられたのは金。600タラントは、20,400キログラム,想像しがたい量です。しかし聖書は,これだけの神殿が建てられる様子を,「高い」とか「輝かしい」,「素晴らしい」などの装飾語を一つも用いずに淡々と記します。かえってそれが,この神殿の存在を際立たせているようです。

 きょうの「みことばの光」の最後に,「ローマ人への手紙1章20節では,神の偉大さは何で現されるとあるか」との問いかけがあります。

 「神の、目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められる…。」 リンデンバウムの芳香から神の偉大さをおぼえる者でありたいです。


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