みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

完了した

2012年10月09日 | ヨハネの福音書
ヨハネの福音書19章17-30節


 軽井沢の土産に紅玉リンゴを購入。帰宅してさっそくアップルパイを作りました(とは言っても、私がしたのはリンゴを切ることだけ)。Photo
 美しい色の大変おいしいアップルパイでした。熱々をフーフー言いながら食べると、パイ生地のサクサクと、紅玉のほどよい酸味がとてもよいバランス。ごちそうさまでした!

 ヨハネの福音書には、十字架の上でイエスがお語りになったことばのうちの3つが書いてあります。
 1)「女の方。そこに、あなたの息子がいます。」「そこに、あなたの母がいます。」
 2)「わたしは渇く。」
 3)「完了した。」
 十字架の苦しみのきわみの中にあっても、イエスはことばを発せられました。それはいずれも人を愛し、罪人を死からいのちに移すためになされた力あることばでした。
 ある新興宗教の書籍の中に、「完了した」の意味を「万事休す」だとして、イエスは結局のところ力尽きて死んでしまったのだ。自分を救うことができないのに、人を救えるはずはないという趣旨の文章があって驚きました。
 「完了した」は、それとは全く反対で、罪と死から人を救い出すための贖いのわざが完了したとの意味で、これはイエスによる死に対する勝利の宣言なのです。
 
 改めて、「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」(16章33節)と弟子たちに言い残されたイエスのことばを思い起こします。




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