みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

エジプトに頼るな

2012年10月22日 | エゼキエル書
エゼキエル書31章


 日曜日には、平塚の教会に伺いました。礼拝の後で、「デボーションセミナー」が持たれ、話をさせていただきました。聖書同盟が発行している「神のと豊かな交わり」をもとに、より豊かなデボーションとなるようともに学び合いました。Photo
 セミナーでは実際に昨日の箇所である30章を読み、教えられたことを分かち合いました。豊かな分かち合いだったと思います。
 「神との豊かな交わり」は有益な本です。お薦めします。

 エジプトへの宣告が続きます。
 きょうの箇所ではエジプトの隆盛がレバノンの杉にたとえられています。
 高さにおいても枝振りにおいても、レバノンの杉がたとは比べられないほどの見事さであったように、エジプトは当時、他にはない力を誇っていました。けれども、その繁栄と力は、レバノンの杉が豊かな水がもたらすものであるように、実は主が与えられたのです。
 ところが、エジプトは高ぶりました。それゆえ、主はエジプトにさばきを下されるのです。

 ところで、エゼキエル書ではどうしてエジプトへの言及が長く続くのでしょうか。
 それは、ユダ王国末期、主がユダとエルサレムをさばくために用いられたバビロンに対峙するために、ユダの最後の王ゼデキヤが頼ったのがエジプトだったからです。

 エジプトへのさばきの宣告は、裏を返せば、「ユダよエジプトに頼るな。わたしに頼れ」という、主なる神の招きのメッセージなのです。

 だれに頼るか、…いつも問われています。



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