みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

口では恋をする者であるが…

2012年10月26日 | エゼキエル書
エゼキエル書33章17-33節


 先ほど、川越市にある高齢者施設の礼拝から帰って来ました。施設の庭の桜の葉が少しずつ色づき、ひらひらと落ちていました。秋を感じさせてくれる紅葉です。
 
 エルサレム陥落の知らせとともに、神のことばがご自分の民に再び語られるという約束の通りになったと、「みことばの光」にはありました。
 彼らは預言者によって神が何をお語りになるのかを期待して集まってきました。
 しかし、神は彼らの心の内にあるものを見抜いておられたのです。心に留まったのは「彼らは、口では恋をする者であるが、彼らの心は利得を追っている」ということば。
 自分たちの都合の良いことが語られるだろうと、期待して集まってきたということが見抜かれていたのです。
 
 「みことばの光」の「考えよう」にあるように、どんな姿勢で神のことばを聞いているのかを問われます。都合の良いことや聞こえの良いことばが自分の心に届くようにと、ほんとうは願っているのではないのだろうかと、問われているように思えました。
 ほんとうに大切なことばは、耳をそむけたくなることの中に含まれているのかもしれません。


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