みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神であって人ではない

2012年10月19日 | エゼキエル書
エゼキエル書28章


 朝1時間の孫守をしているこの頃ですが、抱いていて重く感じるようになったと思っていましたら、やはり!
 昨日は一ヶ月検診があり、体重が出生時よりも1.2キロ増えていて「順調です」と言われたそうです。
 考えてみますと、毎日3.8キロのバーベルを抱えて室内を行ったり来たりしているようなものですから、健康にもいいわけです。それに、この時間は孫に聖書の話をする時間。ほんとうによく聞いてくれる、良い聴衆が誕生しました。

 ツロへのさばきの宣告が続きます。
 「私は全く美しい」と隆盛を誇ったツロ。その君主は「私は神だ。海の真ん中で神の座に着いている」とおごり高ぶっていました。このように豪語するほどのツロの栄華は相当のものであったと想像でき、周辺の国々もツロにへつらったことでしょう。主も、ツロには知恵や不思議があり、それよっておびただしい財宝を得たとおっしゃいます。
 しかし主は、「あなたは人であって、神ではない」と斥け、ツロを滅ぼすと重ねて宣告しておられるのです。

 この頃、私たちの回りに「神」ということばを多用する傾向があるように思われます。特別な才能を発揮している人をほめたりする際に、「神」ということばを用いているのです。神がどのようなお方かを知れば、みだりに「神」ということばを人をほめるために用いることはできないのですが、知らないのをいいことにといったら言いすぎでしょうか、「神」が気軽に使われているように思えます。

 けれどもそれは、神を知る者とされた私たちに対する挑戦でもあるのです。「あなたは人であって、神ではない」と。


 


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