みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

あなたがご存じです

2012年10月15日 | ヨハネの福音書
ヨハネの福音書21章15-25節


 おいしいものを食べて、残りがあとわずかになるとちょっと寂しくなる気持ちになるときがあります。どうも、ここのところ食べ物の話題が多いようです。食欲の秋だからでしょうか?
 ヨハネの福音書も今日で読了。「みことばの光」では、次にヨハネの福音書を読むのは2017年ですから、しばらくお別れということです。もちろん、いつでも読めばよいのですが…。

 この箇所は、イエスがペテロに「わたしを愛するか」と三度問われたというよく知られた箇所です。「みことばの光」が書くように、三度問われたというのは、ペテロがイエスとの関係を三度否定したことと関係があるのかもしれません。問われる度に、ペテロは自分が「あの時」にしたことを思い起こして心を痛めたことでしょう。

 ペテロは以前とは違って、「もちろんです!」「だれよりも…」と張り切って答えているようにはみえません。「…あなたがご存じです」とのことばには、ペテロが一連の出来事の中で変わっていったことが現われていると思います。

 自分のことは自分がいちばんよく知っているとせずに、「あなたはご存じです」と言える生活に導かれたのは、感謝なことです。




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