みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主であるわたしが語ったからだ

2012年10月17日 | エゼキエル書
エゼキエル書26章


 経済を中心に世の中が回っているように思えるのは、昔も今も同じかもしれません。ビルマ(ミャンマー)への日本からの定期便が再開したと報じられていましたが、いわゆる「チャイナリスク」を避ける企業が次はミャンマーだとして押し寄せているというのです。それで、私たちは1着1980円ぐらいでそこそこ素敵なウェアを購入でき、企業も大きな利益を得るという仕組みが成り立つのです。

 26-28章はツロに対する神のさばきの宣告が記されています。さばきの直接原因はエルサレムが廃墟となったことをあざけったこと。良好に恵まれたツロは、東地中海の交易の要。エルサレムとはライバル同士だったという説もあります。だとすると、ライバルのエルサレムが廃墟になるの発露にとっては絶好のビジネスチャンス到来。
 しかし、主はツロを滅ぼして二度と立ち上がれないようにすると宣告されるのです。
 ツロの突然の崩壊は、周辺の国々の恐れを引き起こします。それほどツロは繁栄していたということです。

 「みことばの光」は、ツロの崩壊のもう一つの訳を示しています。それは、かつて主がアブラハムに約束されたことの成就だということです。
 「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」

 私もこの約束を賜った者につながっていることを覚えます。

  


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