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夏目漱石『道草』

2013年05月19日 23時54分29秒 | 文学
夏目漱石『道草』(新潮文庫)を読んだ。
大学のときに授業で読んで以来なので、ほぼ二十年ぶり。
「何んだ、詰らない」というほどでもないが、そこまで興味は惹かれなかった。
漱石が自分の実生活を題材に書いたということで、注も漱石の実人生と結びつけたものが多かった。鏡子夫人の『漱石の思い出』を読もうと思った。
奥さんが自宅で出産し、赤ん坊を主人公が取り上げる場面があり、以前読んだときもその場面が印象に残ったが、今回もそこが一番印象に残った。
金銭の苦労についてこんなにきちんと書くのは夏目漱石だけだと思う。
夫と妻の噛み合わない感じをこんなにきちんと描けるのも漱石だけだと思う。
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