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マロの息子、隆明の娘、魔の山

2010年08月11日 23時33分21秒 | 文学
映画『借りぐらしのアリエッティ』制作中のドキュメント番組をNHKで見た(「ジブリ 創作のヒミツ 宮崎駿と新人監督 葛藤の400日」)。
ジブリで仕事をするのはたいへんだとまた思った。もう何度も思っている。
番組のナレーションは大森南朋だった。これは映画の監督がマロというあだ名だから、マロつながりで麿赤児の息子の大森南朋を使おうと思ったのだろうか。そうだとしたらNHKは芸が細かい。
少年が小さな女の子と恋をするというところは『崖の上のポニョ』といっしょだなあと思った。

よしもとばななが出演していたのでNHKの番組「わたしが子どもだったころ」を見た。
子供のころの再現ドラマがあって、彼女の父親の吉本隆明を平田満が演じていた。写真で見る吉本隆明によく似ていた。

本棚に入りきらなくなってきたので、本を大量に古本屋に売る。
すっきりした。
たとえ読まなくても本棚に常備しておかなくては教養を疑われてしまうトーマス・マンの『魔の山』も古くなっていたので売ってしまった。そのうち買いなおさなくてはならない。ついでに読みなおそう。
大学のときに読んで、さっぱり意味が分からないまま最後まで読んだ。主人公が最後に戦争に行って倒れるところしか印象に残っていない。主人公(ハンス・カストルプ)がサナトリウムに入って、そこでおっさん二人の「ああでもない」「こうでもない」の議論に延々と巻き込まれる話で、いま読むと多少は面白いのかもしれないと思う。
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