ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』

2022年05月29日 01時48分50秒 | 文学

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(光文社古典新訳文庫)を読んだ。
やはりちょっと話も暗いし、登場人物たちの感情が素直に追えないで何を考えているのかよくわからない、どうしてそんなふうに考えるのか共感できない、ということがあり、あまりおもしろい話ではない。ジェイン・オースティンなどは、読んでいるとわくわくして、また読みたいと思わせるのだが、そういうところは無いように思う。
ほぼすべてと言っても良いくらい話が、ロックウッドに向かって、家政婦ネリーが語る話で出来ているのが特徴だ。
次々とひとがよくわからない理由で都合よく死に、最終的にはハッピーエンドのように見えるがそこまでが暗すぎていい印象にはならない。
コメント    この記事についてブログを書く
« イギリス文学と哲学 | トップ | 山上浩嗣『モンテーニュ入門... »

コメントを投稿

文学」カテゴリの最新記事