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エミリー・ブロンテ『嵐が丘(下)』

2014年04月12日 01時21分51秒 | 文学
エミリー・ブロンテの『嵐が丘(下)』(岩波文庫)を読んだ。
やはり、この小説をものすごく好き、というふうには思えなかったのだが、退屈はしなかった。
ヒースクリフが最後に大分弱って、キャサリンとヘアトンに死んだキャサリンの面影を見るところに、この小説の文学を感じました。
ものすごい名作だと思って気負って読むからそこまでおもしろくないけれど、なんでもない最近の作家の作品だと思って、週末に暇つぶしに読むとものすごく感動するのではなかろうか。
そんな気がする。
しかしやはりヒースクリフがなにに憤っているのかがどうしてもわからない。死んだキャサリンのことをそんなにも愛していたのかも納得できない。
そのへんが引っかかってしまう。
いろいろと納得できない引っかかりのある小説だが、退屈しないし、やっぱり名作なのだと思う。

次はお姉ちゃんのシャーロットを読む。

しかし名作ばかり読んでいると、ミステリーが読みたくなる。
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