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アラン・ベネット『やんごとなき読者』

2021年09月11日 12時57分18秒 | 文学
アラン・ベネット『やんごとなき読者』(白水Uブックス)を読んだ。
イギリスの女王陛下が、移動図書館に入って本を借りたことから読書好きになって、周りがてんやわんやになるというような話で、私にはあまりおもしろくはなかったが、バルザックとかジェイン・オースティンの名前を聞いていると読みたくなった。
『アリスのままで』という映画で、最後に若年性アルツハイマーの主人公が講演をする場面があったが、それを思い出した。
日本で、皇室を舞台にこのような本が書かれることはまずないだろうなと思うと、イギリスというのは自由だなと思い、日本は不自由だなと思う。
ついでに書いておくと、秋篠宮家の長女の結婚問題について私などは「解決しそうで良かったな」としか思わないのだが(それ以上の関心が皇室にないのだが)、そう思っていない人の意見を読むことが多く、おそらく特定の強固な意見を持つ数人の人がヤフーコメントに書き込んでいるのだろうが、それでも影響されることはあるだろうからヤフーコメントは問題だなと思う。あの欄はすべての記事に書けるようになっているわけではないようだからなんらかの恣意的な選択があるのだろう。そこも嫌。
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