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☆小林秀雄「正宗白鳥の作について」

2008年11月25日 00時00分02秒 | 文学
NHKで放送中の番組「私の1冊 日本の100冊」を、何かおもしろい本が紹介されるかもしれないと思って1週間分再放送されるものを録画して見ている。
あまり興味を惹かれたものはないのだが、内田百の「ノラや」はおもしろそうだと思った。いなくなった猫に対する愛情というところがいい。
いつか読みたい。

小林秀雄全作品〈別巻2〉感想(下)小林秀雄の「正宗白鳥の作について」(「小林秀雄全作品別巻2」所収)を読んだ。
この前買った講演CDを文字にしたもののようだけれど、講演とはまるきり印象が違う。
はじめのほうは正宗白鳥の話で、まあ同じなのだが、だんだん読んでいくと、最終的にフロイトとユングとニーチェの話になる。正宗白鳥の話には戻らぬまま、そのまま未完になっている。
どうにも収拾がつかなくなってやめたんだろうか。
正宗白鳥にはあまり興味は惹かれなかったが、島崎藤村の「家」がちょっと読みたくなった。
しかしほんとにちょっとだけなのでおそらく読まない。
あとはニーチェ。これはおそらく読む。
それとニーチェが好きだったという話を以前も聞いたことのある「赤と黒」。スタンダールの「赤と黒」はニーチェの愛読書というだけで僕のなかで評価が高まっている。
古い本を読み、さらに古い本にしか興味が向かなくなっている状況をいかんともしがたい。
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